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誰が好き?僕は君が大好き(サソリ)


ねぇ


君は僕が好きですか…?


僕は君が好きです…


蠍「アリス」


名前を呼べば笑顔で答えてくれる


『なぁに?』


この笑顔が凄く好き


蠍「最近任務はどうだ?」


『だいぶ慣れたよ』


蠍「そうか」


『サソリは?』


蠍「デイダラがうぜー」


『あはは。デイダラが可哀想だよ;』


優しくて、可愛いくて、忍としても優秀なアリス。デイダラもイタチも飛段も、みんなみんなアリスが好き。


蠍「デイダラとかどうでもいい」


『ひどいなぁ』


蠍「大体、一瞬は芸術じゃねぇ。」


『永遠が好きなサソリには、理解できないよね』


蠍「当たり前だ」


『私も永遠が好き。でも、花火とかは好き。』


彼女は永遠を認め、そして一瞬も認めてくれる。優しい優しいアリス。


蠍「…お・俺と、デイダラなら…どっちが好き…?」


彼女の気持ちがしりたくて、恐る恐る聞いてみた。


『ん〜…、芸術は人それぞれだから、私はどっちもいいと思うな』


…違う。芸術じゃなく、俺かデイダラ…


蠍「い・いや…芸術とかじゃな…」


鼬「アリス、任務だ。」


『もう?わかった、今行く。じゃあいってくるね。』


笑顔で手をふり、任務に向かった。今日はイタチ・鬼鮫コンビと任務らしい。


蠍「…気をつけてな…」


小さな小さな呟きは、けして彼女には届かない。


ねぇ…


君は誰が好き?


僕は君が大好きです


いつか


僕を


僕だけを見てくれる日が


来るのだとしたら


【永遠の愛】を


僕は君に


君だけに


捧げたい…




【誰が好き?僕は君が大好き】


それは、彼が今一番伝えたい想い…



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