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どっちもどっち(サソリ)


『だーんなっ!』


ひょっこりドアから顔をだすアリス。


蠍「なんだ?」


ノックも無しにドアをあけられても、文句を言わないのはアリスだから。


『みてみて、デイダラの粘土で作ったの!』


手のひらには、豚が乗っていた。


蠍「上手いじゃねーか。可愛い豚だな。」


大事に大事に育てだアリスが作る物は全て芸術。誉めてやろうとおいでとジェスチャーしたが、アリスの一言で自分の犯した罪に気付く。


『…これ…クマさんなのにぃ…』


やっちまった!!豚に見えた粘土は、アリスが作ったクマさんだった!!!必死に謝るよりも早く、アリスは泣きながらリビングに行ってしまった。


『サソリのばぁかぁぁぁ!!!!』


あぁ…。この後の状況が手に取るように解る…。きっと、相方の粘土野郎が突っかかってくるんだろうな…


蠍「ま・まて;悪かった…」


はぁ…とにかくリビングに行こう。ちゃんと謝らなくては…




だがしかし、予想よりもはるかにヤバい状況に見まわれた。


泥「旦那さいてー…うん」


鼬「アリスのクマを豚などと…はぁ…ナンセンス」


飛「サソリ見る目ねーなぁ」


ぺ「サソリ任務追加だな」


角「減給だ。減給」


鮫「いくらなんでも、クマを豚はないでしょう…」


あぁ…。ボロクソに言われながらも、デイダラのそばで泣くアリスのそばにより、ひたすら謝った


蠍「アリス;ごめんな;たしかにクマだよな;」


『サソリなんか嫌いだもん!今日からアリスはデイダラの子供になる!』


蠍「なに!?それはだめだ!」


泥「よしよし。オイラが優しく育ててやるよ。うん」


とにかく、今は謝ろう。大事に育てた可愛い可愛いアリスをデイダラみてーなロリコン野郎にやれるかよ!




(どっちもどっち)
蠍「デイダラみてーなロリコンはダメだ!」
泥「人の事言えんのかい!?うん」
鼬「どっちもどっちだ」
飛「お前もだろ」




【小さな少女が、犯罪者の心を惑わす媚薬。】
少女が女性になった時が一番怖い。



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