記念品(小説) 6000HIT記念 レイユリ(裏アリ) 「てやぁ!!」 ユーリの剣で魔物が切り掃われた。 ユーリはすかさず次の魔物へと向かう。 「蒼破!!」 「っ!!、青年!!」 しかし、先程切り裂いたはずの魔物はまだ生きていて、錯乱したようにユーリに襲いかかる。 ユーリは相手をしていた魔物に気を取られ、反応に遅れしまう。 いち早くそれに気付いたレイヴンは反射的に走っていた、後から思えば弓を撃っていればよかったと思うのだが、その時は考えつかなかった。 ユーリが危ない、そう思ったら体は勝手に動いていた。 「っぐ!!」 「!!、おっさん!!」 魔物の鋭い爪が遠慮無しにレイヴンの体に食い込み、引き裂いた。 「……こん、のおぉぉ!!」 レイヴンは自分を庇った、そう思った途端、ユーリは怒りに任せて魔物を蹴散らした。 「おっさん!!大丈夫かおっさん!!……レイヴン!!」 必死にレイヴンに呼び掛けるユーリだが、レイヴンの顔は真っ青で、体も冷たくなっていた。 「ユーリ君、……ケガ、無い?」 「バカ!!俺の事より自分の心配しろよ!!」 「おっさんはね、ユーリ君がケガするくらいなら……おっさんがケガ、した方がましなのよ……」 「レイヴン……」 苦しそうにそう言うレイヴンは誰が見ても瀕死の状態なのがわかるほど酷い出血だった。 ユーリは涙の出そうな涙腺を押し込み、道具袋に手を伸ばす。 「待ってろレイヴン、今ライフボトル飲ませてやるから!!」 そう言って袋の中を探すが、肝心のライフボトルが無い。 「くそっ!!何で、何で無いんだよ!!」 ユーリは道具袋を逆さにし、中身を全て出したがライフボトルは無かった。 「なん、で……っ!!」 「ユーリ…」 レイヴンは最後の力を振り絞り、そっとユーリの頬に触れると、いつの間にか溢れ出ていた涙を拭った。 「もぅ、いいのよ…おっさんはユーリを守れて死ねるなら、それでいい……」 「そんな事言うな!!……っ、こうなったら!!」 「ユー、リ…?」 ユーリは何かを決断したように自分の服に手をかけた。 その行動に驚くレイヴンの前で、ユーリは全ての衣服を脱ぎ捨てた。 「ユーリ君!?何を……」 「レイヴン……」 ユーリの行動の意図がわからず、思わず声をあげるレイヴンにユーリは甘い声でレイヴンの名を呼んだ。 その声に、レイヴンは冷たくなったはずの体が熱を帯びるのを感じた、それは下のモノも一緒な訳で。 そしてユーリは徐に自分の自身を掴み、上下に動かし始めた、つまり自慰である。 「ふぁ、んっ……はぁ、っレイヴ、ン……!!」 目の前で乱れるユーリに見とれてしまうレイヴン、レイヴンの息子は十分なくらい立ち上がっていた。 「レ、イヴンっ…俺のっ、ライフボトル…飲んでっ……!!」 その時点でレイヴンの理性は全く無くなり、死にかけている事も忘れてしまった。 「ユーリいぃぃぃぃぃ!!!!」 レイヴンは勢いよく立ち上がると、そう叫びながらユーリに飛びついた。 が。 めこっ!! 「ぶふぁ!!」 それはユーリの拳によって顔面で止められてしまった。 「何寝込み襲ってんだよ、おっさん」 「い、いだぃっ……!!って、あれ?ここは、あれ?魔物は?おっさんのケガは?ユーリの裸は?」 外のを見てみると暗く、今がまだ深夜だと言う事がわかった。 そして回りを見渡すとどうやら宿屋のベッドの上のようだった。 「何言ってんだエロおやじ、それ以上何か言ったら宿屋の外に放り出すからな」 そう言って怪訝な表情をしたユーリは再び布団の中に潜り込む。 それをポカンとした顔で見ているレイヴンは次の瞬間にはハッ、と意識を取り戻し、状況を理解した。 「ま、まさか……夢、だったのね……」 落胆するレイヴンに、慰めの言葉をかける者は誰も居なかった。 ―――――― 遅くなりました6000HIT記念小説です!! な・ん・だ・こ・れ・はww(^o^)/ 始めはギャグで終る予定だったのに何故か裏っぽいモノになったので裏指定しましたが、こんなのが6000HITで大変にすいませんm(_ _)m 大変に反省しています。 何だ俺のライフボトルってww ただのセー〇キじゃないk(殴) すみませんm(_ _)m ではでは、これをお読みくださってホントにありがとうございました!! [前へ][次へ] [戻る] |