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誕生日企画第1弾(双子夢)



朝、目が覚めてスリッパをはこうとすると
スリッパの中に何か入っている。
何だろう?

[ウェンディおはよう!あれ、顔に何かついてない?]

え?!何これ。
とりあえず鏡みなきゃ!

とベッドの下の鏡に手をのばした。するとそこにもメモが
[さあ、次は着替えよう。着替えはタンスの上。]

タンスの上…?なんだか少しわくわくしてきた。
タンスの上には、箱に入った白のワンピース。
とっても上品で、レースやリボンのついた女の子の心をくすぐるとてもかわいらしいワンピースだ。
これに着替えろってことかな?

タグを切ろうとするとそこには
[靴はいいものを履くのがいいよ!]

ワンピースをそーっと着て、靴の置いてあるクローゼットへ向かうと
そこには真新しい靴が置いてあった。

靴を履くと、靴が置いてあった場所にはまたメモ。
[たまには化粧っていうのもありだな!]

化粧台に行って、いつもより気合いを入れてメイクをしてみた。
誰だろう?こんな事してくれたの。
ハーマイオニー?でも今日ってなんの日だっけ。

ぼんやり考えながらポーチをあけると中に
[そろそろ朝食の時間。]
と書かれたメモ。そっか、もうそんな時間か!

全身のうつる鏡に姿を映すと、
まるで映画のお姫様のようだった。

すてきな服と、すてきな靴だけで
こんなにも変わるのね!ふむふむ勉強になった。

そんな事を考えながら、談話室に降りて行くと

「「姫!!」」

「え?」

「「Harry Birthday!」」

そう言うと何かが落ちてきた。

ええ?!こんな素敵な服を着ているのに糞爆弾?!!!!
ありえない!! と、ぎゅっと目をつぶり心の中で悪態をついていたが。

おそるおそる目をひらくと…。


「え…?」

部屋一面が花で埋め尽くされていた。
す、素敵…!

「「ウェンディ!誕生日おめでとう!」」

あ、そうか。今日は私の誕生日だった。
そんなのすっかり忘れていた。

「ウェンディ!その服とっても似合ってるよ!」

「さすが僕たちの姫だ!」

「あのメモもこのプレゼントも2人が?」

「「そうだとも!」」

「ありがとう!こんな素敵な誕生日って初めて!」

私のために2人があれだけ手の込んだ事をやってくれたかと思うと
感動して涙が出てきてしまった。
こんな楽しい事を思いつくなんてフレッドとジョージらしい…!

「「ひ、姫?!」」

「泣かないで…?」

「うれし泣き!嬉し過ぎて、涙が止まらなくなっちゃった。」

「そんなに喜んでくれたら」

「俺たちも嬉しいよ。ウェンディ!」

「それから、もう1つプレゼントがあるんだ!」

「後ろを向いて?」

「う、うん。」

ひゃっ!首に冷たい感覚。もしかして…

「ネックレス?」

「「うん!」」

3つのリングが重なっているこのネックレスはまるでわたしたちみたい。


「これで完璧だね!ウェンディ!本当にお姫様みたいだ!」

「ほんとに2人ともありがとう!大好き!」

お返しにふたりの頬にキスをして、
ふたりの顔が髪より赤くなったのはないしょ!

フレッド、ジョージ!本当にありがとう!
こんな2人に愛されて
わたしは世界でいちばんの幸せ者!

The end..


お誕生日なので特別に女子寮に入れてあげました(笑)

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あきゅろす。
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