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Harry mistook sugar for salt(ハリー夢:甘)



「ハリー!ケーキが食べたい!」


<Harry mistook sugar for salt>


♪〜
材料を混ぜているだけで何故か鼻歌が出てしまう。

魔法薬学のときは、混ぜるという行為でさえ辛いのに…。
この違いはもちろんウェンディが関わっているか、いないかだ。

僕は、いまドビーに手伝ってもらいながらケーキを作っている。

というのも、僕の大好きな甘党の彼女ウェンディが
「ハリー!ハリーの作ったケーキが食べたい!いますぐ!」
と、おねだりをしてくれたからなんだ。

僕はウェンディの頼み事だったらなんでも聞いてしまう!ってくらい
本当にウェンディの事がだいすきなんだよ。

多少のわがままも気にしない。
というか、僕にわがままを言って甘えてくれるなんて!それだけで幸せだ。
明日からテストだけど、テストよりもウェンディのお願いの方が大事だからね。
むしろ、これで糖分をとってウェンディが明日のテストに備えてくれたら…!
って思うとそっちのほうが良いに決まってる!

「次は…砂糖を入れて…っと。ウェンディは甘党だから沢山入れておこう。
砂糖は…[S]って書いてあるし、これだな!」

Sと大きく書かれた容器から砂糖を多めにいれる。

「ハリーポッター!それは砂糖じゃ…」

うしろでドビーが何か言ってた気がしたけど、全然耳に入ってこない!
嗚呼、もうすぐ出来るよ!ウェンディ!!待っててね!

こうして出来た僕の傑作!"カップケーキ"!

急いで、これをウェンディに持って行かなきゃ!


「ウェンディ!」

「ハリー!」

「おまたせ。作って来たよ。カップケーキ。」

「ハリーありがとう!大好き!」


ぎゅうっとハグをくれて、その後我に返ったように赤くなるウェンディ。

…なんて可愛いんだ!食べちゃいたいくらいだ…!

「食べてもいい?」

「もちろんさ!食べて食べて?」

「いっただっきまー…」ぱくっ

「どう…かな?砂糖多めに入れたんだけど!」

「…うん!おいしい…よ!」

にこにこっとウェンディは笑っておいしそうにカップケーキを食べ
ていたけど、

どこか無理してるような気がした。もしかして…おいしくないのか
も。

「僕もひとつ食べていい?」

「だっ、だめ!」

ばばっとカップケーキを自分の腕に隠すウェンディ。

「せっかくハリーが私のために作ってくれたんだから!ハリーにはあ
げない!」

…!か、かわいすぎる…!

悶え死ぬのを我慢して、ウェンディの腕のすきまからひょいっとカップケーキをとった。

「あ!」

ぱくっ。

「うっ…なんだ、これ…しょっぱい。

ウェンディ!どうしてこんなものおいしいって…。

こんなの食べないほうが良いよ!捨てよう!」

「やだやだやだ!どうしてこんな物って言うの?

せっかくハリーが作ってくれたのに…。」

「ウェンディ…ごめん…」

こんなしょっぱいということはきっと…!

そうか、ドビーがあの時何か言ってたのは僕に砂糖と塩を間違えてい
ると言いたかったんだろうな…。

「味じゃないよ。ハリーが作ってくれた事が嬉しいの!」

彼女の優しさと愛がひしひしと伝わった瞬間だった。

「わたしのわがまま聞いてくれて、ありがとね?」

「ウェンディ、口直ししようか。」

「え?」


こうして僕は口直しと言う名の、
甘い甘いキスを彼女に。

「//////」


Harry mistook sugar for salt.
(ハリーは砂糖と塩をまちがえた)



The end:)








はははこれ誰←

ハリーに溺愛されているウェンディさんを書いてみました。笑
気持ち悪いくらい溺愛されてます!うらやましい!


ネタ探しに熟語帳を開いたら、
例文にこれがあったんです(笑)

もう、これは、使うしかないだろうと!←

勢いばっかりでごめんなさい。

ウェンディさん。
最後まで読んで下さりありがとうございました。

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あきゅろす。
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