3年共
畑
「ぬーん。」
五十嵐
「顔が近いんですけど、離れてくれませんか・・・・?」
畑
「いやぁ、あなたが男性とキスをすることなんてなさそうなんで、ファーストキスもらっちゃおうかと思いましてね。」
五十嵐
「気色悪いこと言わないでください。」
畑
「んもう、つれないわねぇ。
ところで、もうすぐバレンタインですね。」
五十嵐
「えぇ。
バレンタインは風紀が乱れやすくなるので、校内の巡回を強化して厳しく取り締まらなければなりませんね!」
畑
「楽しそうですね〜。
でも、ハタから見れば巡回中にいっぱいチョコもらいたいように見えますよ?
畑だけにハタとはくだらない。」
五十嵐
「私たちはチョコ渡す側でしょ・・・・。」
畑
「いーえ!
最早そんな概念古っちくてやってられませーん!」
五十嵐
「きゃあっ!?
き、急に声張り上げないで!」
畑
「おや失礼。
今や男の女化、女の男化が進行する時代の中で、バレンタインは形を変えているのですよ。」
五十嵐
「そんなこと認めたくありません。
女性は女性らしく、しとやかに生きるべきです!
男性もこれを見習えば、もっと風紀も正されるのに・・・・。」
畑
「じゃあ男は女体化ですか?」
五十嵐
「ふっ、ふしだらよ!!」
畑
「ま、津田君にでもあげたらどうです?
男性恐怖症克服の件でお世話になってるわけだし。」
五十嵐
「た、確かに・・・・。」
畑
「一緒に作ります?」
五十嵐
「そっ、そうしようかしら・・・・。」
天草
「話は聞いたぞ!」
七条
「聞いたよ!」
五十嵐
「うっ・・・・。
なんだか、話が大きくなりそうな予感・・・・。」
天草
「せっかくだし、一緒に作らないか?
私もアリア達と一緒に作るんだ。」
七条
「その方が、津田君にも渡しやすいでしょ?」
五十嵐
「はぁ・・・・。
でっ、でも、私がチョコあげるって、津田君ビックリしないかしら・・・・?」
七条
「そんなことないと思うよ!
カエデちゃんにチョコ渡されたら、きっと嬉しさのあまりビックビクだよ!」
五十嵐
「!?」
天草
「さすがにチョコもらっただけじゃビックビクにはならんだろう・・・・。」
七条
「あ、いけない!
この人数じゃキッチンが狭すぎるかも。」
五十嵐
「えっ?
それでは、私たちは私たちで・・・・。」
畑
「あら残念。
せっかくのシャッターチャンスイベントだと思ってたのに。」
七条
「ちょっと待って。
出島さんにキッチン拡張できないか聞いてみるよ。」
五十嵐
「その言い方やめてもらえませんか!?」
天草
(え、別にそっちの意味じゃなくても・・・・。)
七条
(カエデちゃんも拡張してるのかなぁ?)
畑
(ひとりでエロつてる風紀委員長、いいわぁ〜。)
"拡張"に反応して自爆した、いやらし風紀委員長でした。
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