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チョコが欲しい!
一方、その頃―



中里
「ムツミ。
今年は津田君にどんなチョコあげるんだい?」

三葉
「へ?
あぁ、どうしようかなー。
あいにく、ハート型の型しか持ってないから、ハートになりそう。」

中里
「ほほぉ・・・・。」
(去年星形のチョコもらった気がするのだが・・・・。)

三葉
「チリも作る?」

中里
「そうだなぁ。
作っか!」

海辺
「私も私もー!」

三葉
「ぃよーしっ!!
じゃあみんなで、柔道チョコを作ろう!!」

中里
「そんな汗臭そうなチョコはごめんだよ。」

三葉
「トッキーは来るかなぁ?」

中里
「どうだろう?
そう言うのやらなさそうだし、やるとしたら津田君の妹に引っ張られてるっしょ。」

三葉
「そっかー。
まぁ、誘ってみようよ。」

中里
「うっし。
じゃあ、部活ん時に聞いてみよ。」


柳本
「・・・・。」
(こっ、今年こそはチョコをもらえるはずだ!
去年はゼロだったが、今年はその虚無をチョコで埋め尽くしてくれるわ!
何故ならこの1年、俺は積極的に女の子に話しかけ、慣れないコミュニケーションに努力をしてきた!
何かの救いがあっても、おかしくはないはずだ!)


「ねぇ、なんか殺気感じるんだけど・・・・。」
ヒソヒソ

「確かに。
めっちゃ恐いわー・・・・。」
ヒソヒソ


柳本
「ファーーックション!!
いかん、風邪か・・・・?」


1年間の苦労に黄色信号が灯る、柳本であった。


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あきゅろす。
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