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台風の日の彼らA
魚見
「そう言えば、コトちゃんはよく友達の家に?」

津田
「はい。
時さんって言う子の家によく行くんですよ。」

魚見
「じゃあ今日もそこにいるのかな。」

津田
「それで、帰って来れなくなったそうです。」

魚見
「まったく。
今日は外出したら帰って来れなくなることくらい、分かってたでしょうに。」

津田
(あんたが言えたことではないぞ。)


ピレリレリ・・・・


津田
「あ、会長だ。」

魚見
(来ると思った。)

津田
「もしもし?
どうしたんですか?」

天草
『あぁ、津田。
台風、そっちは平気かなと思ってな。
一応連絡したんだ。』

津田
「心配いりませんよ。
会長の方こそ、大丈夫なんですか?」

天草
『あぁ、問題ないな。
アリアに貸してもらった官能小説を読むくらいの余裕はあるぞ。』

津田
「どうしょもない余裕だな・・・・。」

魚見
「ふむ、興味深い・・・・。」

津田
(お姉ちゃん、近い近い!)

天草
『ところで、来週中間考査だが、勉強捗ってるか?』

津田
「あ、あんまり・・・・。」

天草
『やはりか。
ちゃんとやらないとダメじゃないか。』

津田
「すいません、じゃあ、お姉ちゃんに教えてもら・・・・。
あ。」

魚見
「ドキドキ。」

津田
「やっぱやめとこ・・・・。」

魚見
「遠慮しなくていいんだよ。
優しくみっちり教えてアゲルからねー。」

天草
『なっ!?
もしかして今微かに聞こえた声、ウオミーか・・・・?』

津田
「え?
あぁ・・・・。」
(ヤバいな・・・・。)

天草
『しかも、コトミはトッキーの家だから、2人きりか・・・・!?』

魚見
「あぁぁん!
タカ君、何で教えるのぉ!
あっ、そこらめぇっ!
聞こえちゃうよぉぉぉ!!」

天草
『っっっっ!!!?』

津田
「スピーカージャックするなぁぁぁぁあ!!」


プーップーッ・・・・


津田
「ゲッ、切れた!
ややこしいことになった・・・・。」

魚見
「やはりピュアですね。
今度謝っておきましょう。」

津田
「何してくれてんスか!」

魚見
「まぁまぁ。
大丈夫だよ。
いざとなったら膜破いておくよ。」

津田
「不適切な手段使うな!」

魚見
「分かりました。
では、それは置いといて勉強しましょうか。」

津田
「不安でそれどこじゃないぜ・・・・。」



天草宅



天草
「アリアぁぁ!
津田が、津田がぁぁぁ!!」

七条
『はいはい。
津田君がどうしたの?』

天草
「今電話したら、ウオミーとシてる最中だったぁぁぁ!!」

七条
『!?
津田君が!?
童貞卒業!?』

天草
「そこじゃなぁぁいぃ!」

七条
『行為中は携帯の電源を切っておくべきなのに、マナーがなってないね!』

天草
「そこじゃなぁぁぁぁぁい!!」




なんか、台風とか誤解とか色々、丸く収まったみたいです。
多分。


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