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台風の日の彼ら@
魚見
「今日は台風ね・・・・。
風も雨も強くなってきた・・・・。
これじゃあ、帰れそうにないな・・・・。
外にも出られそうにないし・・・・。
と言うことで泊まらせてくれますよね、タカ君。」

津田
「はい・・・・。」
(絶対YESって言うこと前提にした言い方だな・・・・。)

魚見
「ウフフ。
久しぶりに2人っきりだね。」

津田
「そう言えばそうか・・・・。
まぁ、あまりドキドキさせないでくださいね。」

魚見
「タカく・・・・!?」

津田
「特に包丁の扱いには気をつけてください。」

魚見
「・・・・。」
(ですよねー・・・・。)

津田
「?」
(やけに静かに反省した?)

魚見
「よし、こうなったら・・・・。」

津田
「どうしたんですか?」

魚見
「これから調教します。」

津田
「調理ね。」

魚見
「うんん、調教だよ。
タカ君の。」

津田
「合ってんのかよ!
ちょっ、来ないで!」

魚見
「ウソですよ。
ドキドキしちゃった?」

津田
「いきなりいいつけ破ってくれたな。
恐怖の一時・・・・。」

魚見
「怖がらなくていいのに。
さて、それはそうと、戸締まり等々は大丈夫かな?」

津田
「あぁ、大丈夫ですよ。」

魚見
「台風だから、窓ガラスが心配だね。」

津田
「まぁ、そこは大丈夫だと思いますよ。」

魚見
「タカ君適当。
ダメだよ。」

津田
「はぁ・・・・。
でも、どう対策したらいいか・・・・。」

魚見
「家の窓、網戸の外側に引き戸がもう1枚ない?」

津田
「あぁ、あります。」

魚見
「では閉めましょう。
それだけでも違うから。」

津田
「はい。」


ガラガラ

ビューっ!


魚見
「あ・・・・。」

津田
「・・・・。」

魚見
「タカ君。」
(どうしましょう。
パンツ見られちゃった・・・・。)

津田
「あ、あの・・・・。
すみません・・・・。
2階の方、見てくるんで・・・・。
行ってきます・・・・。」

魚見
「いっ、イってらっしゃい・・・・。」

津田
「やっぱ1階見ます。」

魚見
「・・・・。」
(いけない。
気まずい空気に・・・・。
この空気をどうにかする方法は・・・・。
・・・・そうだ。)



津田
「1階は大丈夫でした。
お姉・・・・。」

魚見
「はい。」


ヴィィィィィ・・・・


津田
「・・・・2階も見てきます。」

魚見
「あら、ツッコミなし?
じゃあ、私がセルフでツッコんで・・・・。」

津田
「いいからそれしまえ!」

魚見
「ちぇーっ。
あと、2階は見たよ。
でも、2階は窓危険なので、念のため行くの控えましょう。」

津田
「そうですか。」
(つか何であれ持参してるんだよ・・・・。)

魚見
「じゃあタカ君。
暇なのでかまってアゲルね。」

津田
「いや、その前に早くしまってください。」

魚見
「じゃ、じゃあタカ君・・・・。
後ろ向いてて・・・・。」

津田
「カバンにだよ!
そっちにじゃなくて!」




結局、雑談をすることになりました。


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あきゅろす。
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