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GAME3
その刻は迫っています!

白の中里を先頭に、
黄の萩村、
赤の五十嵐が大接戦!

離れた所に黒の津田コトミがおります!

アンカーもスタンバイ!

順位の逆転は果たしてあるのでしょうか!?

運命は誰の手に!

三葉
「チリー!」

津田
「萩村ー!」

天草
「五十嵐ー!」

魚見
「…。」
(このままでは、姉弟でのランデブー走行ができなくなってしまう…。
どうするのが一番いいか…。)

さぁ、
トップの中里が今三葉めがけてまっしぐら!

勝負の行方をアンカーの三葉に託します!

健闘した副将から大将へ引き継がれ、
一本勝ちと行きたい所ですがどうでしょうか!?

相手は男と会長二人、
いくら運動部でも短距離走に向いているかは分かりません!

中里
「ゲッ!!」

さぁ!

ここでなんと萩村が来たぞ!

萩村が仕掛けたぞ!

びたびたに張り付いて走っていた萩村が最後の最後で抜きにかかります!

ここが勝負の肝なのか!?

完全なるサイドバイサイド!

知能派プレイヤーの萩村がここで中里を抜いて行きました!

萩村
「…。」

正真正銘の超真剣真顔ランニングの萩村、
ここでトップに躍り出た!

そしてバトンを次の津田に…!

津田
「萩村!
頑張れ!」

萩村
「おりゃぁぁぁあ!
…あっ。」

津田
「あ、ちょっ…!」

天草
「えっ…?」

三葉
「きゃっ!」

五十嵐
「つ、津田君…!?
いやー!
ふとどきものー!!」

中里
「うわっ、ちょっ、三葉!」


ドタドタ!


あぁっと!!

ここで多重クラッシュ発生!

コース上は大混乱の様相です!

何があったのでしょうか!?


「萩村さんがバトンを落としかけて、津田君がそれを落とすまいとバトンを追っかけてコース外側へ。
そこで二人のラインを塞いでしまい、4人の間に挟まれる。
魚見会長も参加してるように見えるから結果6○。
あとは理由なんか適当に付けてドヤァ!!」

古谷
「七条、何してんの?」

七条
「電磁波妨害ですよ。」

大混乱!

大混乱!

津田はバトンを取れずに落下させ、
中里は津田に追突!

五十嵐は目の前に津田が現れたことで萎縮、
三葉と天草は津田の方を見っぱなしです!

転倒した津田、中里、天草!

バトンはバラバラ、
その間に黒はどんどん近付いて来ます!

津田
「やべっ、バトン!」

天草
「バトンは…、あった!」

三葉
「チリ、大丈夫!?」

そして各人バトンを持ってゴールを目指します!

コトミ
「ウオミー姉ちゃん!
パァァァァス!」

そして黒も追い付いた!

これでほとんど4ワイド!

さぁ、これで分からなくなりました!

三葉、白がトップ奪還、
天草、赤がそれに続きます!

結局黄の津田は3番手に後退し、
黒の魚見が津田に並びかけました!

2番手以降は泥沼の団子状態です!

天草
「絶対負けんぞ、津田!」

魚見
「いいえ、私が勝ちます!」

津田
「じゃあこっちも本気で行きますよ!」

天草
「あっ、津田!
横に巨乳の淑女が!」

魚見
「タカ君、隣で綺麗なお嬢様が目を輝かせているよ。
ドキッ!」

津田
「せこいな、おい。
しかも全部ウソだし…。」

状況は一変しました。

トップに躍り出ていた黄は、
萩村から津田へ交代した途端に3番手に後退。

代わってトップに立ったのは白の三葉。

やはり強い柔道部ランナーズ。

その後方では順位をひとつ上げた赤。

隙あらばトップを伺いたいところ。

最後尾は黒ですが、
横島のトラブルから多重クラッシュに乗じて借金をゼロにしました。

よって、
誰がトップに立ってもおかしくない状況が生まれております。

三葉
「先手必勝!
いくよっ!」

天草
「何っ!?」

さぁ、
ここで一気に加速していったのは白の三葉!

その様はまるで白き彗星のごとく!

引き離しにかかります!

津田
「そっちがその気なら…!」

魚見
「くっ…!」

それに反応した黄の津田、
積乱雲に走る稲妻のように三葉を追走します!

最終バトンパスの失敗をなんとしてでも取り返そうという所!

その意気込みを乗せ、
フルスロットルの快走を見せます!

天草
「待て津田!
私の前を行くな!」

魚見
「先程言ったはずです。
私が勝ちますと。」

さぁ、
残る2チームも反応しないわけにはいきません!

ペースを上げてトップを追います!

吹き荒れんばかりの爆風と熱風を伴って駆け抜けるがごとく赤の天草!

それに対抗して魚見はどこまでもついてくる影のようにびたびたの追走を見せます!

まるで忍者!

異次元のバトルとなってまいりました!

勝負の行方はGod only knows、
神のみぞ知ることができます!

津田
「お、い、つ、い、たー!」

三葉
「うぐっ…!
速い…!」

天草
「そうはさせんぞぉぉー!」

津田
「なっ…!」

バトルは過激になって行きます!

なんと最速のペースで走ると思われた三葉が最も苦戦、
柔道着のウェイトハンデが効いたのでしょうか!

一方の津田は唯一の男子!

基本スペックは文句なしの最強を誇ります!

天草はなんでもそつなく物事をこなし、
経験値と強さでは断トツです!

そんな二人に対して魚見の能力は未知数!

本気を出したら何が起こるか分からないダークホースです!

この四者四様の走者は一直線にゴールを目指します!

コーナーはあと一つ!

それが終わればあとはテープを揺らすだけです!

三葉
「インコースもらいっ!」

津田
「そんな速いスピードで…!
コーナーに…!」

天草
「バランス感覚なら私も負けん!」

ここで三葉がインコースを確保しました!

一切ペースを落とすことなくコーナーに進入!

転ぶか転ばないかの瀬戸際で体勢をコントロールしています!

それに続くのは天草!

順位を上げて三葉を追走です!

魚見
「私だって…!」

津田
「まずい!」

津田はずるずると後退していきます!

なんと魚見が大外刈!

コーナーを上手く駆けて津田を抜きました!

天草
(直線に入れば津田が一番速い…。
コーナーがある今、三葉を早く抜いて引き離さねば…!)

三葉
(やっぱ道着は重い!
でもこれしき跳ね退けなきゃやられる…!
とにかく全力を出せば勝てるはず!)

魚見
(狙うなら後半に入った今ね。
他の人達は混乱があったからダメージがあるはず!)

津田
(全力を出せば普通に抜けるけど…、今出したら転びそうだな…。
やっぱ直線勝負にかけるしかない…!)

さぁ、
灼熱の物語はエピローグに入っています!

どんな結末を見ることになるのでしょうか!

Dooooon't miss it!!

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あきゅろす。
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