蒼龍鬼
3.
「あんたこれ付けないと、(違う意味で)絶対襲われるわよ」
あ、そっか・・・
この銀髪、地毛とは言え不良に思われる可能性だってあるのか
不良だけども!
なんせ、これから行く学校はお坊ちゃん校らしいし
俺がお坊ちゃんってウケる
それに、俺が蒼龍鬼だって事がバレるかも……しれなくも無い
『リョーカイー』
俺は部屋に戻って、親に貰った物を着用した
これで、俺は不良では無くなったワケだ
序でに、背中と脇の下にも冷えピタを貼っといた
すると、ブルっと震えたが、良い感じに俺に爽やかな空気が吹いた気がした
本当に気がしただけでした。
外に出た瞬間、紫外線に殺られました
も…ダメ……
『行って来あす……』
俺は今度こそ学校に向かった
「(絶対に言葉の意味を理解出来てなかったわね)」
ダラダラと歩いて行く藍那の背中を心配しながら見送る母親だった
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