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蒼龍鬼
2.

制服に着替え、リュックを背負う
外に出ると、容赦無い紫外線が俺を襲う
紫外線と暑さが俺の一番の強敵だろう
なので、出る瞬間に冷えピタをデコに貼った


『行ってきやぁふ』
俺は食パンを齧りながらダラダラと家を出た
あーー、あの行きたいトコを言うと、そこに繋がる夢のドアが欲しい……


必要な荷物は前の日にとっくに送っておいた為、手ぶらで大丈夫
カバンには、財布と携帯以外入ってない
ヒッキヨーグ?何それ美味しいの?
俺は睡眠学習派なので、必要無いのであります


「あ、ちょっと待って」
玄関を出ると、母さんに呼び止められた


「コレ渡すの忘れてた。これ付けて行きなさい」
茶色の少し大きめの紙袋を差し出された

紙袋の中身を見ると・・・



『うぇ…。ナニコレ・・・』



中には、真黒のカツラとカラコンの箱、黒い長袖のパーカーが入っていた
これをシャツの上に着ろと
暑いのが苦手な奴に長袖パーカーですか!殺す気か?!


それに、傍から見たら夏にパーカーて気狂いだろ






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あきゅろす。
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