[携帯モード] [URL送信]

蒼龍鬼
2.
「お前は一体何なんだッ・・・」


また尋ねると、男は腕に巻いてある包帯を外した




その瞬間、踏まれている男は目を見開き顔を真っ青にして震える


「そ、それはまさか・・・ッ」

男は震える声を必死に出す


次に男はパーカーのフードを脱いだ


バックで満月が綺麗に光っているお蔭で見えるその姿は


綺麗で透き通るような銀髪
そこから覗く、左耳の垂れ下がった十字架のシルバーのピアス

碧い瞳


妖艶な程に整った顔のパーツ


身長はそこまで高くはないが、老若男女共に見惚れる程綺麗だ



そして男の視線は、包帯を取って見せた男の左手首
そこには、腕に塒を巻いた龍に見える痣があった




[*前へ][次へ#]

2/4ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!