蒼龍鬼
1.
ある日の真夜中
繁華街の薄暗い路地裏の隅での事
バキッドスッガンッ____
複数の骨の折る音、殴る音、雄叫び
様々な音が其処を中心に響いている
音の中心では、複数の男達と一人の男が殴ったり蹴りあったりしている
そして、複数の男達の中の一人、また一人と倒れて行く
「クソッ!お前は一体ッ」
最後に倒された痛々しい顔の男が屈辱的に一人の男に尋ねた
「・・・・・・・・・」
男は尋ねて来た男を冷酷な瞳で、無言で男の頭を踏む
「グッ!!」
踏まれた男は、喉から出た濁った声で唸る
そして、踏んでいる側の男は、踏んでる男の顔の横に唾を捨てた
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