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紡いだ奇跡
一目惚れ(TOVユーリR18)
貴族街から出ると、したまち、というとこに人がいて

らんぼう、らしいので出てはいけない、と言われて育った


でも、モルディオ様の屋敷に入った人が素敵だった

見ちゃったんだ!
流れるきれいな髪
凛々しい瞳
はだけた逞しい胸
見上げる身長!


でも、ざいにん、なんだって

私は友達になりたくて
何度も何度も変装して、したまち、にいった

貴族街よりきれいじゃないけど
悪い人たちじゃないみたい


あの人は、ゆーり、というらしい
ゆうめいなんだって!

会いたいな
会いたいなぁ……


そんな感じで毎日したまちに通った

ある日、帰ってきたのを見つけた


声を掛けたかったけど
実は屋敷に入ったって通報、私がしちゃったんだよね……
ゆーりが知ってなければいいんだけど……

勇気も出ない……
もどかしいなぁ……


夜中、はぁ、と私はため息をつき
したまちの地べたにお尻をつけた

夜闇がゆーりみたいできれいだなぁ


「あんた、俺を探してるって女だろ?なんの用だ?夜中まで下町に居やがって」

いきなりの声に驚いて変な声が出てしまった

ドキドキする胸を押さえて振り向くと
会いたかったゆーりがいた

間近で見たの初めて……
カッコいい……


「まさか、可愛い顔して暗殺者か?」

ふっ、とゆーりは笑った

「ち、ちが……あの……一度見掛けてからお友達になりたくて……」

「逆ナン?ふーん、友達、ねぇ?」

あのときみたゆーりと違った怖い雰囲気がして
帰りたくなった
昼間にまたこよう!

「あの!明日またお昼にくるんで……明日また会ってもらえますか?」

ゆーりは私をジロジロ眺めてた
怖い……
なんか殺されそうな雰囲気する……


「ちっと……こっちこいよ」

ゆーりは私の腕を掴み
逃げ出さないように握りしめ
ズルズルと路地裏に引きずり込まれた









「あんた、名前は?俺の名前、もう知ってるみたいだしな」

壁に追い詰められて
行き場を失う

「……アイ、です……」

「ふーん?で、お嬢様が俺と友達?」

!!
ば、バレてる!?
なんで!?

「おまえ、あんとき通報した女だろ?」

「へぇ?」

「一番近くでこっち見てたの、覚えてんだよ。で?俺を騎士団にでも売る気か?下手な嘘ついて近付いてよ?」


え?え??
ゆーりって、こゆ人なの?
どうしよう……


「そんなつもりは……!」

「でも、しゃべらせねぇように、恐怖を与えてやるよ」

くくっ、とゆーりは妖艶に笑った
背筋がぞくり、とした

「きれいな顔してんだなぁ?もったいねぇなぁ……」

ゆーりは頬を、舌でなぞる
鳥肌がたってきた
何をされる!怖い!

「あ、貴族街戻って安心、とか思っても無駄だぜ?簡単に見つけられるからな」

にや、と笑った顔は怖かった
噂聞いても、頼りになるお兄さん、って聞いてたのに


怯える私を尻目に
ゆーりは私の服を剥ぎ取った
とりにくい部分は引き裂いた
声を出そうとしたら
ゆーりは布を取り出し
うまく、口にあてがい
その布に私の両手を絡めて、後頭部に結び目をつくった


そして、小さなナイフをちらつかせた


「叫んだら、わかるよな?」

つっ、と腕に小さな切り傷をつくった
痛さに顔を歪ませ、私は涙を流しながら頷いた


「アイ、結構可愛いな……暗闇だからわかりにくいけど
体も肌もきれいだ
旅してたまってたとこだったからな、ちょうどよかった。これから下町戻ったらおまえで遊ぶかな」

ゆーりは噛みつくように、肌に歯を立てた
痛い
痛くて怖い


ゆっくりと、手のひらで乳房を強く、揉み
頂をくりくりと刺激する

怖い
痛い
怖い
痛い

ゆーりは急ぐように
下腹部に手を這わせる
我慢できない、と呟いた

私はガタガタ震えるしかなかった


「っ、はぁ……きもち、いい…体してんだな……はぁ、はぁ……最高」

褒められたのかよくわからず
早く解放されないかと願った

私は声を出さない

「きもちよく、ねーのか?」

秘部に手をつけて、ゆーりは聞いてきた

なに?なんで?怒ってる?
きもちいい?どうして?

頭は混乱するばかり

ゆーりは指をたて、入れようとするが
すごく痛い
ぎゅうううっ、と鈍い痛みがあらわれ
耐えきれなくて嗚咽をもらし、泣いた


ゆーりは睨むように私を見たが
思いついたような顔をすると
嬉しそうに笑った

「アイはまだ処女か?処女は最初の締め付けが特にいいよな」


ゆーりは口の布を少しだけずらしてくれた
そして、自身のズボンからそそり立つソレを
口に無理矢理ねじ込んだ


「ふぅっ、むぅ!む、っぅぇっ!!」

「舐めろ、しっかり」

舐めるといっても舌動かせない……
気持ち悪い……
ゆーりは少しだけ、抜いた

「ちっ、先端でいいから舌使って舐めろよ」

「っむ、んんぅっ……」

どう舐めるかわからないが舐めれば解放されると思った
先端をたくさん舐めた

唾液が口から溢れても
ゆーりがいい、というまで舐めた


「っん、はっ、ぁあ……よし、もういい」

たくさん舐めたソレは私の唾液と
ソレからちょっと出ていた汁で濡れていた


すると、ゆーりはそれをさっき指を入れようとしたとこに
一気に貫いた

叫び声をあげるが
咄嗟に手で口を完全に塞がれ
声にならない声しか聞こえなかった


つー、とお尻に何かが伝った
涙もボロボロあふれてきた

ゆーりはそんな私を無視して
腰を動かし、吐息をもらした

「はぁ、はぁ!ぁ、っん!!しめ、つ、けが……きつくて、いい」

「あっ、あっ……あっ、あぅ、あ……」

動く度に声を出さないと苦しい
痛みと圧迫感と、色んなものが混ざり合って
苦しい


一目惚れで恋した人と
友達から始めてみたかっただけなのに……

どうして……


「アイ……アイ……いい、すご、く……はぁ、きもちい」

「んっ、あっ、んぅ、あっ、はぁ……」

ゆーりは腰を早く動かし
熱い荒い呼吸を繰り返し始めた


「っ!はぁ!い、く……ぅ、あぁ!いく!!」

「あっ、んん!い、やぁぁ……や、っ、あぁ……!!」


ゆーりは、私の中に何かを入れた
何かが、入ってきたような感覚がした

すぐに服の乱れをなおすと
ゆーりは布を解いてくれた

「また旅から戻ったら、なアイ」

にやり、と笑って私を放置した








「あのとき、一目惚れしてた、なんて言えなくなっちまったな」

ユーリはぽつりと呟いて自室へと急いだ




END

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