紡いだ奇跡 見えない恐怖(TOAアッシュR-18) 「アッシュ……?」 アッシュを初めてみたとき、わかった。 だから、みんなと少し別れて行動した。 アッシュは、ルークだ。 しばらく尾行してると、路地裏に足を踏み入れていくアッシュ。 なぜ、路地裏なんかな? そんな疑問を抱きながらも慌てて、見失わないように同じ角を追いかけた。 どん!! 曲がった目の前に誰かが立っていて、ぶつかった。 倒れるかと思いきや、そいつは私を抱きしめて、目隠しをされた。 驚いてあたあたしていると、素早く持っていたらしい縄で、私の両手を後ろに引っ張り、素早く、縛った。 「す、すいません……ぶ、ぶつかった、のはあ、あやまり、ますから……」 怖くて怯えて、震える声が出る。 誰? 何をされる? 腕を強引に引っ張られ、どこかの部屋の扉を開ける音がした。 コツ、と木の上を歩く足音に変わる。 どこかの宿か何かだろうか。 「すいません、ごめんなさい。人を探しているんです。急ぐんです。だから、外してください。ぶつかったのもすいませんでした」 布のようなもので目隠しされており、怖くてあふれた涙が布に染み渡る。 「…………チッ」 舌打ちが聞こえた。 その瞬間、つかんでた腕に力が込められ、床に叩きつけられた。 体が痛い。 「ご、ごめんなさい。ごめんなさい……」 わけもわからず、謝罪の言葉が溢れる。 歯がカチカチなり、体がガタガタ震えた。 相手がどこにいるかさえ、わからない。 すると、襟首を引っ張られ、ヒヤリとした何かがあてがわれた。 ビッ……。 ビリッ、ビリッ……。 ナイフか何からしい。 それは襟首から下に向かって服を少しずつ裂いていく。 「あ、ごめんなさい!お願いします!ごめんなさい!こ、殺さないで……」 布に染み渡らなくなり、涙が頬をつたう。 服は完全に避けられたようで、下着も切られたようで、露出されたのが、わかった。 小振りの小さな胸を見えない誰かが優しく包む。 「ひっ……!」 されたことのない行為に戸惑いつつ、殺されるかもという恐怖が駆けめぐる。 「いや……殺さないで……うっ……」 何も喋らない誰かは、糸が切れたように、胸を強く揉み、乱暴に吸い付いた。 まだ行為というものを知らない体なのに、感じている。 気持ちいい恐怖。 「なっ!やぁ……!やっ、ぁん!あっ、あっ!!」 甘美な声が耳に響く。 体も顔もあつい。 怖いのに、体は反応する。 なんで? でも、気持ちいい。 「あっん!あっ!やぁ!ぁぁっ!!」 誰かは気を良くしたのか、私のズボンと下着を一気に剥がし、投げた。 秘部があつい。 誰かの荒い息遣いが聞こえる。 顎を持ち、少し上に向かせ、唇に吸い尽くように、キスをする。 舌を絡めては、貪るようなキス。 手は秘部の小さな突起をクリクリする。 「ゃっ!あぁ!あっ!んぁぁ!!」 感じたことのない快感が気持ちいい。 胸の飾りを舐めたり甘く噛んだりして、秘部を手でかき回すように触る。 次第にいやらしい音が聞こえた。 クチュ、クチュクチャ……。 「あっ!やぁぁ!!んっ!ん、やぁっ……!!」 そして、確かめるように指が一つ、ズブズブ、と入ってきた。 圧迫感がある、快感。 その指はゆっくりと出し入れを繰り返したり、中をかき回す。 それを繰り返してると、どこか、中でとても感じる場所があった。 「い、やぁぁ!」 ビクン!と体がしなる。 誰かはその反応を見て、そこを探しあてると、そこばかりを集中して攻めはじめた。 なんともいえない程の快感に全身が身震いし、いつの間にか腰が揺れていた。 絶頂が近い……。 「あぁぁぁ!!だっ、めぇぇ!!やめっ!あぁっ!やっ!あ!あっ!!なっ、こ、れぇ!!あぁぁぁぁああああ!!!」 いく、という言葉がわからず、絶叫し、果てた。 体がビクン、と痙攣する。 指がゆっくりと離れる。 終わった、と思い息をゆっくり整えていた。 誰かが何をしてるか、わからない。 落ち着きはじめたとき、足を折り曲げられ、秘部が完全に晒された。 恥ずかしい気持ちでいっぱいになっていると、指を入れたとこに何か棒のように固いものが入ってきた。 ズリュ、グチュグチュ。 「あっ、あ……いっ、たぁ……」 自分の股から何かが出たのがわかった。 ツー、と、おしりに流れてきた。 誰かの荒い息が耳の真横から聞こえる。 気持ちいいのか、小さく喘ぎ声もまじってた。 入ってきた何かの動きが止まった、と思った。 瞬間、ゆっくりとそれは動き出した。 指のときみたいに出し入れを繰り返すが、指では比べものにならないくらいの快感が押し寄せる。 「ああっ!!あっ、んんぅぅ!!ああぁぁん!!」 より一層大きな声になり、何かは激しく動き出した。 動きが早くなるほど気持ちよく、絶頂が早くきた。 「だっ!やぁぁ!!だめぇ!やっ!あっ!んやぁっっ!ああぁぁ!やぁぁぁぁ!!だめぇぇぇ!!」 「うっ!ん!!」 私が果てると共に誰かも気持ちよかったらしく、声をだして、私の中に何かをぶちまけた。 何かが、どくん、どくん、と波打つのがわかる。 体は弓なりにしなり、痙攣しながら、床に落ちた。 息があがり、このまま意識が落ちそうだ。 誰かは何かを出し、私の腕の縄を切って、部屋を出て行った。 そのとき、顔をずらすと、布がずれ、誰かを確認できた。 「…………アッ、シュ……かぁ……」 ぼそっと言った声が聞こえたのか、出る前にチラリとこちらを向いた。 真っ赤な顔をして、息を落ち着かせてながら、足早に消えた。 私はそのままそこに眠りについてしまった。 END [次へ#] |