短編小説
その1
私はケイ・ダグラス
ガリオン第一師団騎兵部隊の隊長をやっています。
隊長になってから色々なことがありました。
と言うか…ガリオンに入る事になってからですかね。
私も毎日毎日多忙な任務、執務、色々忙しい身、隊長っていうのは忙しいです。
ケイ「はぁ〜…」
自室のベッドに寝そべっているケイが大きなため息をついていた。久しぶりの休暇が出たのだが、ケイは休暇を思う存分過ごそうとしていたが、何をしたらいいかまったく思い付かないらしい。
ケイ「はぁ〜…ため息ばかりですね………そうだ!!」
ケイは何を思い付いたか本棚から一冊の雑誌を引っ張り出した。
ケイ「タマキから借りたこの雑誌でも見ますか」
その雑誌はファッション雑誌だった。それも女性物の。
ケイ・ダグラス。ガリオン内では『白騎士』と呼ばれ数々の修羅を駆け巡り功績を立ててきた、隊内の女性隊員の憧れの的である青年。のようであるが、実際はとても可憐で健やかな女の子なのだ。ケイはもう17歳半ば。年頃な女の子、しかし、それを隠し男として生きてきた。
[次へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!