短編小説
13
なんとか慰め平常心を保たせながら俺は理性と戦い打ち勝ち、お化け屋敷から脱出した。
美「はぁ〜楽しかった♪」
はっ!?今なんつった?
「はぁ〜楽しかった♪」
だとぉぉ!?
春「怖くなかったのかよ?」
美「そりゃ…怖かったよ。でも途中から春樹にしがみつきながらだったし」
春「…まぁそれならいいんだが///」
やべぇよ今のはマジ可愛いから!!
なんで…こんな可愛いんだよ。元が綺麗だから?それもあるけど何よりこの普段負けず嫌いで意地っ張りなときと、素直なときの可愛い顔とのギャップがなんとも言い難いんだろうな。
なんて…俺そう言えば気が付いたんだけど…
俺、美幸とは許嫁ってだけで、恋人じゃあないんだったっけ…
なんか、嬉しさ半分空しさ半分って感じだ。
これが、本当に好き同士で許嫁だったらなぁなんて…
あいつはお祖父様のためとか言ってたけど…俺は…
マジで俺はこの子とはただの許嫁だけじゃ満足出来ないよ。
そんな思いをしまいつつ、俺達は夕暮れまで色んなアトラクションを回っていった。
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