短編小説 8 夕方…朝からずっと寝込んでしまい、今日は結局何も出来ず終い、なんてこった。 春「あぁ…なんでねちまったんだぁ!!」 美「何を一人で騒いでるの?暑さで頭イカれちゃった?」 イカれたな、原因はお前なんだぞちくしょうが。 美人で可愛いくも性格に少し難のある女の子に俺は今惚れてる。そんな女の子が俺の目の前にいてみろ!悩みが一層増えるばかりだ。いて有難いのか迷惑なのかわかったもんじゃない。 いや、いて有難いだな。 美「ほら〜口元汚れてるわよ」 春「なっ///」 うわっ今めっちゃくちゃ顔近いよ!! 美「だらしないなぁ」 春「悪かったな…おかわり」 美「はいはい」 今、この家(俺ん家)には俺と美幸しかいない。両親は二人に悪いからとか言って爺の家にいっちまった。んなわけで今は二人っきり、一つ屋根の下状態。多分こりゃ爺と両親の策略。それに美幸の両親も一枚買ってるな。 「快く二人っきりの夏休みを満喫してくれ」 などと言われたからな。 美幸は美幸で普通に家事をこなしているし…俺はと言えばいつもと違うのにアタフタしてなんかガキだな。 [前へ][次へ] [戻る] |