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素直な気持ち 9





雲雀さんと別れて…数日経って、
こうして自室で…冷静に考えられるようになってみると、
何もかも、全て自分のせいだ……。


ホント、自分に呆れる…。
こんな私なんかと別れて…正解だと、
雲雀さんは喜んでいるかもね?

でも、自分でもそう思うから…仕方ないね。






そして、再確認できたコトが一つ。

やっぱり、私は、――雲雀さんが好きなんだ…という事。





振り返って良く考えてみても…
彼の態度に不満はあったけど…雲雀さんが嫌いになった訳ではない。

自分勝手な希望の姿である
『恋人としての振る舞い』を彼に期待して、不満だった気持ちと、
彼の事が好きな気持ちは…別だ。




彼の事は好きだけど…

【もっとこうして欲しい】

…という、私の欲が募っただけ、…だった。





本当にバカだね…私。 


ほんの少しの我慢が出来なくて、
…好きな人と…別れてしまうなんて…。

それも、自分から言い出して…ね。 
 
ホント…愚かにも程があるよね…。





可笑しくて…笑ちゃうね…。


笑い過ぎて…涙が出て、来たみたい…。





…………。












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あきゅろす。
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