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素直な気持ち 2




――だって、殆ど相手にされない毎日。


もちろん一緒に帰ったりとか…デートしたりなんて全く無い。




メールの遣り取りも、必要な連絡以外はナシ。

…それも、私が送ったメールに、一言ぐらいの返信が来るだけ。
電話が掛かって来た事は、ただの一度も無い。

何しろ、眼の前に居ても会話すら…殆ど無いんだもんね。





友達のカップルが、付き合いだして直ぐに、
手を繋いで仲良さそうに彼氏と学校から帰る姿を見て、
とっても、羨ましかった…。


そんなの…私には夢のまた夢。  
…実現不可能な…夢だ。

ホント…
こんなので彼氏・彼女って…言えるのかな?――と、思う。
でも、雲雀さんに煩がられるのが怖くて…
そんな私の、正直な気持ちは言えないでいる。








今日も、この応接室に来てから、一時間ぐらい経った。

きっとまた
何時もと同じ事を言われるんだろうな…。





「…ねぇ、そろそろ帰りなよ。」


…ほら、やっぱり。


――何時ものセリフ。







「…じゃあ、お先に帰りますね。」



「…うん。」





…これで、本日の会話終了。



当然、この後、例えば…
オヤスミのメールが来るなんて事は…無い。











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あきゅろす。
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