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素直な気持ち 1





私の彼は…毎日とても、――忙しそう。




今だって、私が目の前にいるのに…
全く目に入って無いように、仕事をしている。
いつも…無視に近い扱いだ。



彼にとって、私はどんな存在なんだろう? 
 
…居ても居なくても、同じ…とか?
…なんて、自嘲気味な発想がついつい浮かぶ。




そりゃ〜、彼が忙しいのは知ってるけど…、
何しろ、この並盛の全ての実権を握っていると言っても
過言ではない人なのだから。

彼が仕事をしないと、色々と不都合な事が起きたり…
並盛の風紀が乱れるっていうのも…解るけど…。

でも…毎日これじゃあ、正直寂しいし…
付き合ってる意味も、ないような気がする。









今日も、いつも通りに応接室まで来たけど、
忙しそうな彼は、
私が入って来た時に、チラッと見ながら、一言。


『…邪魔しないでね。』


と言ったきり…
視線すら合わせてくれないで、仕事をしてる。

さっき、お茶を出したけど、お礼も言われないし…無視。







あの有名な、並盛の秩序・雲雀恭弥に恋をして…

散々悩んで、色々な人に相談した挙句に、
玉砕覚悟で、勇気を出して告白して…



思い掛けず…

『…いいよ、…付き合っても。』

と言われた時は、天にも昇る気持ちだった!!




もう、それだけで…
十分に幸せを感じていたのだけど…

最高に幸福だと、思っていたのだけど…






付き合いだして、
数カ月経った今は…私の心は不満と不安が渦巻いている。










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あきゅろす。
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