必然の再会 7
…もしかして、私が雲雀さんのコトを好きだって事に…
…気がつかれた…?
でも…、まさか…ね。
そんな会話は、一言だってしてないし。
確かに…
顔は赤いかもしれないけど、こんな超イケメンを目の前にしたら、
きっと、誰だってそうなるよね?
――大丈夫。
きっとバレてない…と、思う。
目立たないように…
…そっと深呼吸をして、必死に動揺を隠す…
……だけど……
「…君が言わないのなら、僕が言ってあげようか?」
「………。」
二ヤリとした…
妖艶な微笑を浮かべた雲雀さんに言われて…絶句する。
な、何を言われるのだろうか…?
折角、心を落ち着かせようとしていたのに…
こんな事を言われては、動揺が広がるばかり…。
再び…ドキドキが加速し始めた…。
「君、…中学の時。…僕のコトが好き…だったろ?」
(…!?…)
「……えっ………どう、して……」
ズバリ言い当てられて…
息をのみ、頭が真っ白になる。
思考が停止し…
身体全体が…ピシッと音を立て、凍りついた気がする。
――どうして、彼が知ってるの!?
…そんな筈ないのに…!!
……どうして……
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