[携帯モード] [URL送信]
必然の再会 4





驚いて、振り向くと――、

ソコには “全身真っ黒” というイメージの…超イケメン。





……誰……?





「こんな所で、何をしてるんだい?」



「…あ…勝手に校内に入って、すみません。」
「あの…私は並中の卒業生で、それで、ちょっと懐かしくなって…見てました。」





そう話しながら、
相手の超イケメンを見ていて、ふと気がついた。


この人は…もしかして、もしかして…


――今、私の頭を占めていた人…

……雲雀さん……?




大人になって、背も高くなって…、声も前より低いけど…、
この独特の雰囲気、鋭い眼…間違いない。

……と、思う……。







「あの…失礼ですが…。」
「…もしかして、雲雀恭弥さん…ですか?」



「ん?…僕を、知ってるのかい?」



「…はい。」
「あの、私は…沢田君や山本君、獄寺君などと、同じ学年だったんです。」






何故だか、理由は分からないけど…
時々、雲雀さんと一緒にいる所を、見掛けた事のある、
懐かしい3人の…元クラスメイトの名前を挙げてみた…。





「…へぇ。沢田綱吉達の、知り合い?」



「え、えと…知り合いというか…」
「同じクラスになった事があるだけです…。」



「…そう。」






話をしながら、彼をさりげなく観察して…
心の中で感嘆の声を出す。




…すごい…!
予想以上に、超イケメンになってる! 


…何という…麗しい美青年に成長しているんだろうっ!






相変わらずの、立ってるだけで感じる
何とも言えない威圧感とか、鋭い視線とか…
…そんな雰囲気は、昔のままだけど…。

大人になった彼は、やはり中学生の時とは…かなり違って見える。





少し短くなった髪型…、背も随分と伸びてるなぁ…。
学ランもカッコ良かったけど、背広姿も…とても似合う。

でも、冷やかな光を帯びた…
灰蒼色にも見える瞳は、相変わらず鋭いまま。

私は、この瞳が大好きだった…。


そして、何より…
…艶が出て色っぽいというか、大人の色気があると言うか…。





近くで見てるだけで、赤面してしまうぐらいに…

物凄く素敵にカッコ良く…成長しているっ!




一言でいうと、……美麗だっ!!……



…うん…

…素晴らしい!












[*前へ][次へ#]

4/17ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!