必然の再会 17 おまけ会話
**{おまけの、本編終了直後の…二人}**
「ねぇ、これからドライブにでも行こうか?」
「えっ?…今から…ですか?」
「そうだよ。」
「まだ夜まで時間があるし…ちょっと郊外の景色の良い所まで行くとしようか。」
(…イキナリ?…今からドライブのお誘い?)
(…ι……でも…)
「あの…今日は、この後…友人と会う約束があって…」
「友人との約束?」
「…その友達とは今日でないと会えないのかい?」
「いえ、そんな事はありません。」
「何時でも会えますが、今日会う約束をしたので…この後は…その…」
「…何時でも会える相手なら、今日は断りなよ。」
「僕は今日はたまたまオフだけど、次の休日は何時になるか…分からないからね。」
(雲雀さんって…超忙しい人なのかな。)
(…そう言えば、中学の時も忙しそうだったけど…)
(ここは合わせるべき…なのかな?)
「…わかりました。」
「…あの、友人に連絡を取ってみますね…。」
【携帯で友人に電話をし…】
【急な用事が出来たので、今日の予定をキャンセルしたいと話すヒロイン】
【実は、次の休日の予定も立ってるけど…】
【今日一緒にドライブに行きたくて無理強いした雲雀さん】
【ヒロインが電話している様子を、横で見ながら…】
【…内心でニヤリ…】
「あの…友人とは後日会う事になりましたので…」
「この後は大丈夫です…。」
「うん。」
「…で、君は何時までに帰れば良いんだい?」
「23時ぐらいまでに家に帰れれば…大丈夫ですが…。」
「そう、じゃあ…○○まで行ってみようか?」
「…帰りはちゃんと送るから心配ないよ。」
(○○?…そんな遠くまで?)
(でも、帰りも時間までに送ってくれるなら…大丈夫かな?)
「はい。…宜しくお願いします。」
「…じゃあ、行こうか。」
※雲雀さんの心の声…
【これで、半日は…彼女と一緒に過ごせる。】
【車の中なら、余計な邪魔も入らないし、2人で…ゆっくり話も出来るだろう…。】
【今日は天気も良いし、絶好のドライブ日和だな…♪…】
…超!ご機嫌な雲雀さん♪…
…そして急な展開に戸惑いつつ…少し不安顔のヒロイン…
☆こうして、多少の甘さはあっても…
やっぱり強引に我が道を行く雲雀さん…(笑)
ヒロインの、僅かな抵抗も空しく…
雲雀さんのペースで、物事が進められてしまうのでした…(苦笑)
で、この傾向は…
付き合う度に…強くなって行く訳です。
まぁ…頑張って慣れて下さい…ヒロイン!
既に、貴女には…
『他の道は残されていない』ようですので…ね?
*********
…以上で本当の終わりです。
後書き&おまけ会話まで、お付き合い頂いた方々へ…
…本当に、有難うございます。
管理人
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