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異常事態 6



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ツナ「…あの、ヒバリさん、…ご婚約おめでとうございます。これ…、――オレ達からのお祝いです。」




恭「………。」



沢田さんが、キレイに包装された包みを差しだす…
が、恭さんは受け取らない…。






――やはり、人数が多過ぎたか…
かなり不機嫌なようだ。

眉間に皺を寄せ、沢田さんを鋭い眼光で睨みつけている…。




そう言えば…マリィさんは何処だろう?
何時も傍にいるのに…今は居ない。

…仕方ないから、沢田さんのお祝いは、礼を言って
私が代わりに受け取った。








獄「おいっ!ヒバリ! 10代目がワザワザ、てめーにお祝いをお持ちしたんだっ!」
  「ちゃんと、有り難く受け取りやがれっ!」




恭「……煩いよ。」






ツナ「ちょ、ちょっと、獄寺君っ!…お祝いに来たんだから、喧嘩腰にならないでよ…。」



獄「――スミマセン、つい…。」








了「所で…ヒバリッ! …嫁さんは何処だ? 極限に会いたいぞっ!」



恭「…君達に、お茶を出す用意をしてるよ。」
「…僕は、そんなの必要ないって、言ったんだけどね…」





――ウンザリしたように溜め息をつきながら、
恭さんが答える…。







…やはり、彼女はお茶の準備をする為に、席を外したらしい…。
そんな事なら私がするから…
出来るだけ早く、この空間に戻って欲しいと…切実に願う。


恭さんが…本格的にキレる前に…!!










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