闘神降臨 2 彼、雲雀恭弥は―― 並盛を自分の支配下に置き、 裏表全ての実権を握り…並盛の秩序となるまでの期間… 静かに時節到来を待って、 特に目立った行動はとっていなかった。 自分自身の他を圧する強さは、 幼い頃から十二分に自覚があったが… あまりにも…早くから注目を集め過ぎるのは、 賢いとは言えないだろう――。 自分が…如何に強いと言っても、 まだ…身体が小さい内は潰される可能性も…ある、のだ。 強さ自慢などくだらない事はせずに、 自分の体格や知識を含め、全ての準備が整うのを1人静かに待ち… “その時”が来たならば… 一気に、この町を制圧し自分の支配下に置こう…。 百獣の王と言われるライオンでも… あまりに若過ぎる時は… 狩りの精度がイマイチで、油断をすれば失敗もあり得るのだ… 自分も…、十分にその力を発揮する事ができる… “その時”が来るまで… 今後の自身を支える事になる… 体力や、智慧という力を蓄えつつ、静かに“時(トキ)”を待とう… 外見に、まだまだ幼さの残る …将来の並盛の支配者は…そう考え… ―― 未来の自分の姿に…想いを馳せた ―― ++++++++ ++++ ++ + [*前へ][次へ#] [戻る] |