大空に抱かれて 7 ++++++++ +++++ +++ 昨夜は、母が心配で…、実家に泊ったけれど… 子供達や恭弥さんは、大丈夫だろうか? 朝食や、昼食はどうしたのだろうか? 恭弥さんと子供達は上手く行っているだろうか? 他にも色々と心配で、 母の足の腫れがだいぶ引いたのを確認し、 なるべく急いで自宅に帰って来た…。 玄関を入ると、 スグに賑やかな子供達の声が二階から響いて来た。 どうやら、三人で楽しく遊んでいるようだ。 (正確には、一番下の真衣を上の2人が遊んであげている…という感じ?) 急いで…声の聞こえる長女の部屋に向かった… 軽くノックをし長女の部屋に入る…と、 スグに… 「ママ! …お帰りなさい!」 と、嬉しそうに真衣が飛びついて来た。 「…ただいま。 良い子にしていましたか?」 子供達の嬉しそうな顔を見て、自然に顔が綻ぶ。 「ばあばの足、…大丈夫ですか?」 と、心配そうに尋ねる真衣の横で、 政紀も拓弥も、同じように心配そうな顔を向ける。 「う〜ん…、当分の間は痛いと思うけど…」 「あまり動かないようにしてたら、たぶん大丈夫ですよ。」 「…まだ、痛いんだ? 可哀想だね…」 「完全に良くなるまで、まだ…かかりそう?」 と政紀。 「お医者様のお話だと…」 「無理をしなければ、それ程長くかからないそうよ?」 「ふぅん…」 「…で、母さんは…暫く櫻井の方に行ったりするの?」 と今度は、拓弥が尋ねて来た。 「…無理をしなければ、日常的な事は出来るし…」 「大丈夫みたいだから帰って来たのですよ。」 そう答えると…何故か三人揃って… 「「「良かった〜」」」 と…心底安堵した!という風に声が出た…。 その様子に… 私が居ない間に、何か困った事があったのかと思い、尋ねる… 「…何か、あったのですか?」 そうすると…三人が顔を合わせ… …長男の政紀が、代表して話しを始めた。 「…いや、あの」 「特別に困った事があった訳じゃないんだけど…」 「その…」 「…父さんが…色々と大変そうだったからね。」 「…?…」 「…大変そうだった、って…どんな事があったのですか?」 「あの…、朝食や昼食の用意とか…がちょっとね。」 「父さんは一生懸命に作ってくれたし、美味しかったけど…」 「ちょっと…気不味いというか…」 隣から真衣が… 「パパの作ってくれた朝食もランチも、美味しかったです!」 「…でも…休日の朝は和食じゃないって知らなかったし…」 「何を作れば良いか…迷ってるみたいだったの。」 [*前へ][次へ#] [戻る] |