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大空に抱かれて 15 (おまけ会話)



<< おまけ会話 >>



本編の続きの場面、

…家族揃って和やかにお夕飯を頂いている所からスタート…





++++++++++





真衣
「ママ…今日はパパの好きな物ばかりですね〜」


優子
「そうですね。」
「今日はお父様に、とてもお世話になったので…お礼も兼ねているのですよ。」


そう言いつつ…
雲雀父のほうを見て、ニッコリ微笑む優子さん…





政紀
「何気に毎日、必ず…」
「父さんの好きなメニューが、最低でもひとつはあるよね?」


優子
「それは当然です。」
「…毎日、一生懸命にお仕事をして下さっているのですから。」




政紀
「…それに…毎日、父さんだけ品数がひとつか二つ多い」
「…今日は、3つも多い!」


優子
「ですからそれも…感謝の気持ちを表しているのですよ。」(ニッコリ)


会話を聞きつつ…
何気に、ご機嫌オーラで食事中の雲雀父。







政紀・拓弥 
((…父さん、朝と違って凄くご機嫌だな。))


拓弥 
((父さんばっかり優遇されて…なんか、ちょっとムカつくな…))







拓弥
「…やっぱり、母さんの作る料理は美味しいよね。」


政紀・真衣 
((…!?…今のタイミングで、それ言うの!?(汗)))








雲雀父「…………。」(少しムッ)




優子(汗)
「…でも、今日…お父様が作ってくれたお料理も美味しかったのでしょう?」


真衣
「はい!…とっても美味しかったです!」


政紀
「…思ったより上手でビックリしたんだ。」
「…父さんって…凄いよね。」





雲雀父(内心で、フフンッ)←







拓弥
「母さんのよりは落ちるけどね…」
「…まぁ、不味くはなかったよ。」




雲雀父(拓弥君を睨み付け)

拓弥君(父の視線を無視)






優子
「…拓弥さん。」
「私は毎日作っているのですから、上手で当たり前なんです。」

「普段、忙しくってお料理する時間などないお父様が…」
「お料理出来る事だけでも、十分に素晴らしいのですよ?」



拓弥
「…そうかもね。」(渋々)







優子
「政紀さんも、拓弥さんも…少しは、自分でお料理が出来るようにならないとね?」
「今度…時間がある時に、基本的なお料理の作り方を教えましょうね。」(ニッコリ)




政紀 
((うゎ、この言い方…母さん、本格的に仕込むつもりだな…))


拓弥 
((しまった!…この話題は藪蛇だったか…))
((この分ではかなり扱(しご)かれそうだな。))
((内心で舌打ち))






真衣
「…真衣も!私も、一緒に教えて下さい!」


優子
「勿論、真衣にも…教えて差し上げますよ。」(微笑み)


真衣
「わぁ〜楽しみです♪」





政紀・拓弥(はしゃぐ妹を見て)
((…呑気で良いよね。母さんの本気のレベルを知らないんだな…))



子供達のそれぞれの反応に…
ひたすら笑顔の優子さん。






そして、一連のやり取りを、
ずっと無言で聞いていた雲雀父が…口を開き。



雲雀父
「せいぜい頑張るんだね。」
「自分でやってみれば…そう簡単な事ではない事が解るさ。」(ニヤリ)

「優子…、まともな物が作れるようになるまで、しっかり鍛えてやってよ。」




優子
「…はい。分かりました。」(満面の笑顔)




政紀・拓弥 
((…………。))



真衣 
((…?…何だか雰囲気が…変?))
((お兄ちゃま達…どうしたのかな?))←分っていない(苦笑)









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