[携帯モード] [URL送信]
家族模様 6




子供達と一緒に、何を作るか考えて…
先ずは、お菓子作りの為に足りない材料とお夕飯のお買い物も兼ねて、
4人揃って出掛けた。


子供達と一緒に4人でお買い物に行く機会は滅多にない…
もっと子供達が小さい頃…真衣が赤ちゃんだった頃までは、
父親の恭弥さんも一緒に5人揃って出掛ける事も、時々あったけれど…
長男の政紀に自立心が出て来たのと、群れるのが大嫌いな拓弥が…
一緒にいる事を嫌がる回数が増え(特に父親と)…5人揃って出掛ける事は、今では殆どない。



そして、今日のような4人で一緒というのすら…
最近では稀な事で、何だか嬉しい。
(普段は、拓弥が嫌がり…一緒に行動しないから3人になるし)







子供達3人を乗せて、車を出す。

早目にお買い物を済ませる為、少し遠くの、
普段はあまり行く事がないお店だけど
必要な物が全て一か所で揃いそうな超大型のスーパーに一緒に来た。


お店に到着し車をスーパーの駐車場に停めて
車から降りて、お店の入り口に向かって4人で歩いて行く…

駐車場の係の方に…最敬礼された気がするけど…
(最敬礼!?…うん、きっと誰にでもするのよね?)
…と、気にしないフリをして歩いて行く…。






お店に入ると…
今度は、店長らしき人が小走りに寄って来て…

「何時も、ご利用頂きありがとうございます!…光栄でございます!」

と大きな声で言われ…戸惑う。
(光栄って…何?ι)




真衣はキョトンとして、
その店長さん(名札に店長って書いてるから間違いなさそうね)を見てるし、
政紀は、こっそり溜め息を付いてる…
そして拓弥は…さも当然のように普通にすましている…。
(でも、少し煩く思ってる感じ?)













[*前へ][次へ#]

6/21ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!