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名は体を表す? 15 おまけ会話(真衣ちゃんの場合)
    



◆長女・真衣(まい)ちゃんの場合…(同じく5歳のある日)




「真衣(まい)というお名前は…お父様が考えて下さったのですよ。」



「…パパが…考えたお名前なの?」







「僕が、君に…」
「どんな子に育って欲しいか…という願いを込めて名付けたんだ。」



「…願い?」



「真衣(まい)とは…君の母親、即ち優子のように…」
「“優しくて思いやりに満ちた娘になって欲しい”」
「…という願いを込めている名前なんだ。」



「…ママのような人に…なって欲しいという願い?」








「そうだよ。」
「真衣の真の字は…『真心・純真な心』…などの真。」

「そして真衣の衣は…“ころも”とも読む字だが、」
「この字には『受け継ぐ、纏(まと)う』…という意味がある。」

「つまり…、」
『母のように優しい気持ち、美しい真心を受け継いだ(纏った)娘になってくれますように』
「…と、いう意味になる…。」




「…そうだったんだ〜。」
「分りましたっ!私も…ママのようになりたいです!」




「(フッ)…君は素直で良いね。…頑張りなよ。」




「…はいっ!!」








隣で少し顔を赤くして恥ずかし気に聞いていた優子さんが…



「…真衣…、」
「一緒に、益々素敵な人になれるように…努力しましょうね?」



「…うんっ!!」
「いっぱい努力して…そしてママみたいな素敵な人になって…」
「…それでね…。」



「うん、それで…?」 ((←注・恭弥パパの台詞







「…それで…将来は…、」
「パパみたいな人と、結婚したいですっ!!」



「……(結婚!?)……」 

娘の『結婚』という単語に…ショックを受けている恭弥パパ。





「きっと真衣さんにも、」
「…お父様のような、素敵な方と巡り合う日が来ますよ。」

ニッコリ笑顔の優子ママ



「はいっ!…楽しみです♪」







「…………。」  

かなりショックを受けている様子の恭弥パパ。




「…パパ…?」  



「ん?…あ、いや…、うん…そうだね。」
「…まぁ、頑張りなよ…。」



 (???)






恭弥さんの様子に…気が付いてて、
隣で苦笑している優子さんと…

どうして急に、
パパの元気がなくなったのか不思議な真衣ちゃんでした。








++++++++



☆将来…真衣ちゃんが、恋人を紹介しようと自宅に連れて来た日には…
修羅場になりそうな…予感(苦笑)

次のページは「本当の?後書き」です。











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