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異次元逢瀬 9




「クフフ…取り敢えず、落ち着いて下さい。」

「どういう訳か知りませんが…」
「今、実際に…こうして逢ってる…という事実を受け入れて下さい。」




「…はい。今のコレは現実、なんですね…?」



「そうですよ。」





ニッコリと、微笑み掛けてくれる骸さんに
すごくドキドキする!


前から美人だとは、思ってたけど、
こうやって、目の前で実物を見ると…綺麗過ぎるっ!

赤と青の両目も…透き通った、宝石のように見えるし――。
白く滑らかな肌。長い睫毛…。 

…なんて麗しい姿なの…!



例の特徴的な髪は…
以外に柔らかそうで、深く蒼い髪は艶がある…。




それに…この声っ! 
…エロいよ、骸さん! 

もう、その美声だけで、倒れそうなんですが!




整った顔立ちに、柔らかい印象で、
艶やかに、微笑んでる所なんか…なにコレ? 

……天使の微笑み?








わわっ!〜どうしよう? 
…とても、正常ではいられないよね?

…普通、パニックになるよね? 



こんな時に…
どうしていいか解らなくなるのって、普通だと思うよ…。


……うん……。










どうしたら良いか解らず、呆けて見惚れていたら、
骸さんが、口を開いた…。



「…どうかしましたか?」



「えっ、いえっ。」
「…えっと、骸さんは綺麗でカッコイイし、素敵だなって思って!」



「クフフ…ありがとうございます。」
「…貴女も可愛いですよ?…真奈美。」




「……えっ……」




…も、……ダメだ。




…そ、そんな事を、 

――この、至近距離で…

低く甘い声で…骸さんに囁かれたら…
全身真っ赤で、身体中が熱くって…溶けてしまいそうっ!



気のせいか…、
呼吸すら、困難になって来た気がする……。


もう〜。  

…ど、どうしたらいいのっ!?









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あきゅろす。
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