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異次元逢瀬 3




そこまで考えて、ふと疑問を口にしてみた。


「えっ、えっと…」
「普通に会話出来るみたいだけど、コレってあたしの夢…だよね?」
「今、目の前にいる骸さんって、夢の中の骸さんなんだよね?」





それを聞いて、クフッと微笑する骸さん…。

ホント、いちいち美しくてカッコイイです!
その美貌は犯罪ですよ…!




「…違いますよ。」
「さっきもお話したように、ココは僕の精神世界ですよ。」



「えっ?違う?」
「…でも、骸さんと実際に会える訳なんてないし…。」





「そう言えば、貴女は僕の事を知ってるみたいですが…」
「どうして知ってるのですか?」



「あっ、それは勿論、リボーンを読んでるから…。」



「…リボーン?」







「そうです。」
「ジャンプで連載されていた、家庭教師ヒットマンREBORN!っていう漫画の大ファンなの。」




「………それは、本…ですか?」




「えっ、そうですっ。」
「少し前まで、少年漫画の週刊誌で連載されてたので…」
「毎週、とっても続きを楽しみにしてたんですよね!」
「コミックスもあるけど…。」
「兎に角、それ読んで骸さんの大ファンになったんだよねっ、あたしっ!」








そこまで言って、
…何かを考え込んでいる様子の骸さんを見る。

別にあたしの夢の中なんだし、何言っても良い筈だよね…?


骸さんが、漫画の登場人物だと言っても、
…良かった、…よね…?





黙ってジッと考え込んでる骸さんを見て…
だんだん不安になって来た…。




「……あの……?」



「あぁ、すみません。」 
「ちょっと…一体どういう事なんだろうと考えていました。」



「………?」








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