異次元逢瀬 2 その声に驚いて振り返ったが……、 ――声の主を見て更に驚いたっ! 「……む…骸さんっ!?」 「――ほう、僕の事を知ってるのですか?」 「えっ、ど、どういうコト!?」 「…どうやら、ココが何処だか解っていないようですね。」 にっこり微笑みながら、 ゆっくりと近づいてくる…骸さん。 「ココは、僕の精神世界の中ですよ。」 「クロームの他にも、僕の精神世界に感応できる子がいたとは…驚きました。」 驚いたのは…こっちだよ! どうして骸さんの精神世界にあたしがいるの? てか…コレって、もしかして夢なのかな? うんっ!…きっとそうだ! 夢に違いないっ! 「所で…、貴女は何方ですか?」 「えっ?あたし…? あたしは真奈美だけど…。」 「真奈美ですか、…良い名前だ。」 柔らかく艶やかに微笑みながら言われて、顔が赤らむ…。 うわっ〜その笑顔…眩しすぎるよっ! なんて良く出来た夢なんだっ! グッジョブ!! …自分っ! [*前へ][次へ#] [戻る] |