祝福の表現 6
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「…ん?」
「…?…。どうかしましたか?」
「…いや、気のせいか?」
「…?…」
「今…あの忌々しい、南国果実頭の気配を感じた気がしたけど…。」
「…南国果実ですか??」
「いや…君は、気にしなくていいよ。」
「…大丈夫、詩織の事は僕が守るから。」
「はい。…ありがとうございます…」((ニッコリ))
「…おいで。」
「…はい…」
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…クフフ…。
やはり雲雀恭弥は鋭いですね。
この状態の僕に気がつくなんて…。
普通なら、絶対に気がつかれない筈なんですが…。
それにしても…さっきから見せ付けてくれますね。
全く、目の毒です…。
まぁ、今日は…もう本当に帰りましょうか。
その内に改めて…“お祝い”に来ますよ…。
『Tanti tanti auguri per una vita felice insieme.』
(婚約おめでとうございます…お二人の幸せをお祈りしてますよ…クフフ…)
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「…気配が消えた…。」
「…?…」
「虫除けが、成功したようだね。」
「…虫除け、ですか?…?…」
「そう。…気障(キザ)な事を言う南国果実頭を、追い払ったんだよ。」
…クスッ…
「…???…」
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