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はじめまして、さようなら。
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『前も言ったけど、久樹って、やっぱり優しい。
すごい色んな事考えてるんだな。
俺、お前になって一日でもいいから過ごしてみたい。
俺じゃ体験できないような
すごい世界に、久樹はいるんだろうな。』

そんな、僕に。
追い打ちをかけるように、藤坂は言った。

「はっ、何、えっ」

漫画みたいに戸惑いを顕著にした声に、
僕は自分が一番動揺した。

『だって、俺じゃ考えられないような事
久樹はいつも話してくれるから、
俺いつもすごいって思ってるよ。
俺、久樹の話もっと聞きたい。』

心臓が、ものすごい速さで動いていて、
携帯を持つ左手が、震えていて、


藤坂の事が、すきだ。




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