[
携帯モード]
[
URL送信]
はじめまして、さようなら。
4
冷房の効いた部屋の窓から見える外は、
CGみたいに、とんでもなく眩しくて、
とんでもなく暑そうだった。
なんで、夏は、こんなに原色的な季節なんだろうか。
昼間は、強烈な光をどこにもかしこにも振りまいて、
逃げても逃げても突き刺さるくせに、
夏の夕方は、あまりにもあっけなくて、
縋りつこうともしない潔さに、
置いてけぼりにされるから。
僕は、夏が、嫌いだ。
だけど、
藤坂は、夏が好きそうだな。
なんて思った。
←p
[
小説ナビ
|
小説大賞
]
無料HPエムペ!