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続・死神とダンス♪〜君を救う光〜
50.告白の返事ぃ★@

 作戦会議………て、ことになっている。

 もちろん、ぼくもちゃんと参加して、今度は逃げないし負けないぞ!と、意気込んだのだが…。

「それで、だ。郷内君は剛士君にラブっているらしいけど、それを逆手にとって田伏君と筒井君が恋人同士だと見せつけてやる。きっと、これに怒り浸透する郷内君が、田伏君に手をかけたら現行犯で捕獲し、風紀委に直行!っていう作戦はどうだ?」

「委員長、それだと24時間萌葱に監視をつけるということ?そんなに警戒していたら、郷内ソラに気付かれて長期戦になるよ。そうなると隙がでるのはこっち側になる。こういうのは、狡賢い郷内ソラのほうが有利じゃないかな?」

「「「………(いや、お前のほうが狡賢い!)」」」←剛士&会長&書記の心の声。

 委員長の言葉にしのぶは、そんなの無理だよっと、言う感じでいうが、ここで、何か忘れていることがあるような…。



「あ!!そう言えば、ぼく、まだ剛士くんに告白の返事してない…。あれ?でも、なんで委員長は、ぼくと剛士を『恋人同士』だって言っているの?」

 ぼくの疑問にいち早く目線を逸らす、しのぶと公恵くん。

 しのぶは、2学期が始まる前にバレてしまったのと公恵くんは、きっと剛士くんにでも教えてもらったってことかな?

 だからって、みんなにバラしたの?

 ぼくは真っ赤になりながらも、2人を睨んでみる。あまり、迫力はないようだけど…。



 ぼくの迫力のない睨みは、ともかく、ここで剛士くんがぼくの側に来て…。

「オレが側にいて守る」

 剛士くんの言葉に感動して、思わず制服の袖を握ってしまう。

 が、ここで、ぼくのさっきの発言を思い出したみんなは…。



「ヘタレ剛士、かっこつける前にちゃんと告白の返事を聞いて来い!!」

「「「ヘタレがかっこつけるなーーー!!」」」

「馬鹿だね剛にぃーは、まだ返事聞いてなかったんだ…」

「及川、お前なんであいつと幼馴染やっているんだ?ヘタレ過ぎだろ?」

「バ、カ」

 上↑から、しのぶ、クラスメイト、公恵くん、獅子堂会長、書記の絽くんの言葉。

 何か、凄いことを剛士くんは言われているけど、そもそもぼくがちゃんと返事をしてなかったからで…。



 その後、何とかフォローしようと口を開くが、みんなに「いいから、いいから全て筒井がヘタレだから」なんて、結論になってしまい。

 そうしているうちに、教室にはぼくと剛士くんが残された。

 何でも、これから剛士くんの告白をやり直すってことになって………て、作戦会議はもういいの?


[後退〜♪][前進〜♪]

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