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続・死神とダンス♪〜君を救う光〜
48.決起集会ぃ♪

「それでは、反撃開始っといこうじゃないか!」

「「「「「おおおぉぉぉ!!」」」」」

「「「………」」」

「やれ、会長である俺様が許可する」

 コクコク。←頷いている。

 パチパチパチパチッ。←拍手。



 いきなりの展開で失礼します。

 只今、なぜか2年3組の教室で決起集会が行われており、上記↑発言をしたのは、上から委員長、それに歓声をあげる2年3組(郷内ソラを除く)、呆然する僕と萌葱と剛士、なぜか何かを許可する獅子堂生徒会長、頷く書記の絽おうしと最後に笑って拍手しつつ黒い気を放っている補佐の公恵だ。

 教壇の前には委員長と………なぜか剛士がいる。

 そして、妙な熱気に包まれている2年3組の教室内。



 この場所を提供したのは、ゴウエンだった。

「はいはいぃ〜♪筒井クンを連れて来たのでぇ〜サクサクっと決起集会をはじめたいと思いますぅ〜♪」

 そう言い白扇子を振りながら踊り始めたゴウエン。

 担任の先生はなぜか不在で、副担のゴウエンが仕切っていたけど、放課後のHRの第一声がこれって…。

 しかし、そう思っているのは僕と萌葱だけで、なぜかクラスメイト達は大きく頷き、親指を立てていたりする。



 しかしながら、今日一日放課後になるまで大変だった。

 数日で体力を回復させた萌葱と剛士は、ぎこちないながら以前と変わらず、初々しいバカップルで過ごしていた。←注*まだ恋人同士ではない。

 学園に登校すると、例の出来事で酷いことになっているであろう靴箱、机などは………無事だった。

 これは、2年3組のクラスメイトと生徒会(サミエル副会長&魚住会計以外)の力で、親衛隊などをねじ伏せたおかげのようだ。



 しかし、このような経緯になっている本当の理由は、ゴウエンだったりする。

「やられたら、100倍返しが俺の信念だ」

 いや、やられたのは、萌葱だから………。

 僕のこの心の呟きは、ゴウエンには届かなかった。

 ゴウエンの信念は、まさに恐ろしい。敵に回したくないbPだ。

 会計の魚住泉からことの真相を聞き出したゴウエンは、それから一斉メールを送信する。

 メール先は、みんなの教科書『ブックマット』。



【郷内ソラは、筒井剛士に振られた腹いせに田伏萌葱に告白した。生徒会役員をたきつけるために。

 しかも、田伏萌葱の数々の嫌がらせは、裏で郷内ソラが絡んでいる。もちろん、副会長との件も裏がある】



 この送信者不明のメールを見た生徒は、半信半疑だった。

 しかし、メールの登場人物である郷内ソラは、このメールの存在に気付かず、剛士の行方を学園中訪ね歩いていたことから、信憑性が出てきた。

 そして、サミエル副会長以外の生徒会役員もそれを否定することはなく、肯定したことにより、「もしかして、今回の件も?ちょっと酷すぎない?」なんて、声が上がり、萌葱に同情する生徒達が大半となった。

 会長&書記としては、郷内ソラにいいように掌で遊ばれ振り回された怒りが強いのか、今では完全に敵側として………なぜか、萌葱の親衛隊みたいな感じになっている。



 で、現在、放課後の決起集会にいつの間にか現れた生徒会役員(副会長&会計除外)も加わり、始められていたりする。

 ついでに、現在ゴウエンがいない理由は、郷内ソラが来ないように教室の外で待機しているからだ。←それでも、教室内の話しは聞いているだろう。


[後退〜♪][前進〜♪]

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あきゅろす。
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