続・死神とダンス♪〜君を救う光〜
41.委員長ぅ♪A
「さて、本題。俺がここに来た理由。杉崎君と生徒会役員の接触は禁止になっている」
「何で?」
「俺もそれが不思議で…。どうもサミエル副会長がいちゃもん付けているらしい。どうも、杉崎君と生徒会役員を接触させたくない理由があるみたいだね」
僕と生徒会役員を近づけなくない理由?
俺様の獅子堂一喜会長、チャラ男の魚住泉会計、ワンコの絽おうし書記………うん、僕と接触してもサミエル副会長にとっては、関係なさそう。
と、なると、生徒会補佐の及川公恵。公恵は何か僕に伝えたいことがあるのか?
うーーーん。
腕を組んで考え始めた僕に、委員長はあっさりある人の伝言を言い始める。
「―――が、杉崎君に情報を渡したいと言っている。でも、杉崎君との接触は禁止されているし…本当は、俺にってことも言ってくれたけど…。何となく、何となくだけど、それは俺じゃないほうがいいと思って」
そう言って、委員長は、ある人物が僕の信用のおける人物に情報を渡すことできないかと、相談を持ちかけた。
「時間は早いほうがいい…。噂は広がっている。余計なことかもしれないけど、田伏君が目を覚ます前に解決できた方がいいと、俺は思う」
委員長の言葉に同意するように僕は頷く。
僕は、委員長に真夜中の校舎裏で情報をある人物から受け取ることに決めた。
そして、この現世で一番し信用のかける人物を向かわせる………頼むよ、ゴウエン。
去り際、委員長が「田伏君は強くなった。きっと全てうまくいくよ」と、僕を安心させるように笑みを浮かべた。
その笑みを見た瞬間、僕はとても懐かしい気分になる………。
あぁ、また君に逢えた…。
君はいつも僕に力をくれる………僕の光のような人。
僕は、知らず知らずのうちに懐かしい人物との再会を果たしていることを知る。
[後退〜♪][前進〜♪]
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