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続・死神とダンス♪〜君を救う光〜
32.告白ぅ★A

 改めてなぜかお互い床に正座…。←お互いテンパっているため、違和感に気付いていない。

 何だかお見合いしているみたい………なんて、ちょっと思ってしまって、顔を赤めながら、さっき思ったことを言葉にしてみる。

「剛士くんは、『ヘタレ』なんかじゃないよ。誰が剛士くんに言ったか知らないけど、ぼくにとって剛士くんはかっこよくて…おどおどしているぼくなんかと違って堂々としていて…とっても優しい」

 うん。我ながらちゃんと言えたと思う。



 ぼくはこの学園で、一番かっこよくて指導力もあって尊敬していたのは、獅子堂会長。以前暴力を振るわれてがっくりすることもあったけど、それでも今また尊敬している。

 でも、なんとなく獅子堂会長よりかっこいいのは剛士くんだと思う。それに毎日いて、心休まる存在にもなっている。

 前なら考えられなかった。剛士くんは不良だし…ぼくとの接点なんてっないに等しいししね。

 今でも信じられないけど…いや、もしかしたら、剛士くんがぼくの性格に合わせているからかも知れないけど…とても安心できる人なんだ。

 こんなに安心できる人は、両親や兄以来かな?しのぶといても確かに安心できるけどなんとなく、剛士くんはそれ以上で…。



 そうこうしているうちに剛士くんが、真面目の顔をしてぼくを見ていて…。

 よし、今度は剛士くんの話しを真面目に聞かなくっちゃ!ぼくは、正座する足に気合を入れて拝聴する準備に入る。

 しかし、剛士くんから飛び出した言葉は、予想外のもので…。



「好きだ。オレと付き合ってくれ!!」



 ぼくはこの時、思考回路がショートして、目の前が真っ暗になった。←あまりの展開に気絶したとも言う。

 いや、ショートする前に色々考えたんだよ!!

 ぼくは、剛士くんと一緒にいるのは楽しい。

 しかし、それは恋愛感情か?とか、さっき、しのぶといるより安心すると感じたのは、それは=(イコール)likeではなくloveではないのか?とか。

 しかし、考えれば考えるほど、『もしかして…』とか『いやいや、まさか…』など心の中で葛藤しているうちにキャパを越えしてしまって………うん、短時間では結論が出なかっくて気絶してしまった。



 目が覚めると、珍しくオロオロした剛士くんを見れたのは、ちょっと面白かったけど、告白の返事はすぐにできなくて、申し訳なくなり眉を寄せて泣きそうになる。

 そんなぼくに剛士くんは、笑って「今はゆっくり休め」って言うけど、でもね、部屋を出る際、剛士くんが…。

「返事はよく考えてしてくれたらいい。でも、できればオレを好きになってもらいたい…」

 なんて言われたら、剛士くんからの告白の返事は、決まっているようなもので…。



 すぐにでも返事を返したい。

 でも、言葉にする前に剛士くんの顔を見たら、ちゃんと気持ちを整理させて返事をしたいって結論になっていて。



 で、その翌日、しのぶに剛士くんから告白されたの見破られました。

 何でだろ?しのぶってエスパー???


[後退〜♪][前進〜♪]

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