男前なんかじゃない!!2
bP(Side.宗次郎)
※このお話は、宗次郎が1年生の時の出来事です。時期は、年が明け3学期になった、2月13日、日曜日です。
【クールキャラ】を続けて行くこと。
これは、生徒会役員全員&真弓先輩………全員が一致したことであり、ぼくも理解はしていた。
ぼくの乙女キャラが発覚すると、四ツ谷学園に混乱を招くとか、驚きのあまり失神者が続出するって言われると、ぼくは何も言えなくなる。
でも、上記↑発言のあとに、素のぼくがバレると、宗次郎が襲われる可能性が…とか、ギャップ萌えでモテモテ度アップ…なんて、台詞が聞こえたような気がするけど………気のせいだよね?
と、まぁ、これがぼくの今の状態。
みんなの前で【クールキャラ】を演じることも慣れてきました。
ぼくの素を知っているみんなも協力してくれるからね。←生徒会役員&弓。
なので、今後の憂いもないことだし、今年最大のイベントに力を入れたいと思います!!
「チョコ、チョコ、チョコ、チョコ、チョコレ〜トぉ♪」
日曜日ですが、生徒会のお仕事を終えぼくはご機嫌♪
仕事も午前中で終わって、みんなに誤魔化しながら一人になることも成功しました!
それでは、明日のバレンタインに向かって、チョコを作りたいと思います〜♪
道具やチョコは自宅から送ってもらった。さすがにぼくがチョコを買う訳にはいかないからね。
でも、寮内でチョコの匂いはダメ!!って、姉ちゃんに強く言われて、少し泣きそうになったんだけど。
この際、その原因は、スイちゃんがぼくのためにチョコ作っていると誤魔化しなさいって、話しになって………うん、スイちゃんには悪いんだけど、そういうことにしてしまおう!
スイちゃんには本命チョコで、あと、みんなは友チョコ♪
やっぱ、スイちゃんにはでっかいハートとか………いっや〜、さすがに照れるから〜、ちょっと大人っぽくいちごのトリフとか作っちゃおうかなぁ〜!
ぼくは、日曜日で学園に人がいないことをいいことに、身体をくねらして1人モンモンとしていた。
そう、この時、ぼくは1人であったはずだった………。
物陰に隠れ、ぼくのことを見張っている人がいるなんて…全く、気付いていなかったんだ。
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