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男前なんかじゃない!!2
069.迷い。bP

「突然の話しでごめん。結城会長…えと、結城君にこんなこと頼むのは心苦しいのだけど、文化部のほとんどを廃部にすると、仲谷会長に言われて…」

「な、なんで!?」

 木村部長は、その後、泣きながらも一所懸命話してくれた。



 以前から文化部は、ぼくの乙女キャラの性格でも態度を変えなかった。

「キャラが違っても、僕等文化部は結城会長を応援しています!!何より、萌えますし!!」

 これは、乙女キャラが発覚した当初の木村部長の言葉…。そして、文化部のみんなは、なぜかぼくを応援してくれた。

 なぜ、これほどよくしてくれるのかというと、ぼくは漫画研究部のほかに茶道部も天文部の活動も手助けしていたし、その評価で文化部は、ぼくをかなり買っていたから…。



 しかし、これが仲谷くんを怒らすには、十分な材料であったようで…。

「何で、宗次郎を支持するんだよ!文化部なんて、文化祭がなくなればほぼ活動していないんだろ!だったら、廃部にしてやるぞ!!」

 この仲谷会長に青ざめた、文化部部長達。

 この発言に、さすがに運動部の部長も顔色を変え、仲谷会長をなでめたおかげで事なきを得たが、いつまたこのようなことが起きるとっと、思うと、3年生の文化部の部長は引退もできないまま、10月を迎えようとしていると…。

 そう言う、木村部長も3年生だったはず…。

 四ツ谷学園系列の大学に行くから大丈夫だというけど、推薦で行くにしても試験がない訳じゃない。



 顔を見ると、かなり悩んで寝ていないのか、うっすら隈が浮かんでいる。

 どうする?文化部を助けたい!この気持ちはあるが、自分の気持ちがはっきりしない…。

 このまま仲谷くんに会長を続けても良い訳がない!それは、わかっているけど………。


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あきゅろす。
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