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男前なんかじゃない!!2
その後の折原先生。bQ(side.折原)

「ミミズさん、聞いてよ!!土嶺先輩と那須屋先生が真夜中に不法侵入して来るんだよ!!どうして、僕の部屋に侵入できるようになったのかな!?」

 僕の部屋は、四ツ谷学園敷地内にある教師寮だが、生徒達と同じように防犯は万全で、カードキーで開くようになっている。

「なのに、な・の・に!!何で、いつの間に、どうして、僕の部屋のスペアーキーを所持しているの!?ミミズさん!!」

「………」

 当たり前だが、この僕の質問にミミズは答えてくれない。



 シクシクシク………(エンドレス)。

 このままだと、僕、睡眠不足で過労死?それとも、またしても一乗寺君の怒声を浴び続けて胃潰瘍で死亡?

 はたまた、あの鬼畜キャラに縛られ、掘られ、躾られ…人生M極一直線?

 『どげんかせんといかん(訳…どうしにかしないといけない)』…某政治家の台詞が頭の中をリフレインする。

 そして、ここで僕に救いの手が現れて…。



「折原先生、大丈夫ですか?」

 声を掛けたのは、生徒会会長、結城宗次郎君。外見…男前。性格…乙女キャラ。

 瞬時に僕は結城君のプロフィールを思い浮かべ、彼の役職に泣きつくことにする。

 ちなみに、なぜ結城君の役職『生徒会会長』に泣きつくかといえば、ここの権力構想が1に理事長、2に生徒会、3に教師、だからだ。



「ゆ〜う〜き〜くぅ〜ん、僕を助けてぇ〜」←折原は、ドラ○もん風に言っています。

「えっ!えっ!?」

 僕の情けない言葉に疑問符いっぱいの結城君。

 僕は、涙をながしながら現状を説明する。

 もちろん、あの2人の教師(土嶺先輩&那須屋先生)が、鬼畜キャラということは内緒にして…。

 ちなみに結城君がここに来た理由は、僕の落ち込んだ様子が気になり、追いかけて来てくれたんだって!結城君、優しいぃ〜〜〜!


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あきゅろす。
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