男前なんかじゃない!!2
その後の折原先生。bP(side.折原)
あの時(※拍手文『男前』組分け参照)、悪の手から逃げ切った、僕は運が良かった…の、かも知れない?
その実、あの時ちゃんと弁明らしき(?)ことをしていれば、現在のような窮地に立たされなかったかも知れない。
で、もって、巻き込まれキャラじゃなかったはずの結城君、僕のせいで巻き込んじゃってごめんよ〜〜〜!
………現在、お花畑にて(※けして天国ではない!!)僕&結城宗次郎君は、鬼畜笑みを浮かべている土嶺先輩と妖艶な笑み(←ある意味危険な匂いがする)を見せている那須屋先生に迫られていた。
ガタブル震えて両手をしっかり合わせ握りしめている僕と結城君…。
明るい陽射しがまるでスポットライトのようで、今なら泣き叫ぶ通行人A&B(←恐怖のあまり折原の思考は壊れています)を素で演じれますぅー!
さて、このような展開になった理由を現実逃避しつつ、説明してみたいと思います。
体育祭が終わり、生徒会会長が結城君、副会長が葉山君…そのほかの役職も決まったある日、僕はまたしても数学教師とは思えない、うっかりミスを連発してしまい落ち込んでいた。
ズズッーーーン。
落ち込み場所はいつもの花壇。
四ツ谷学園には花壇がたくさんあり、きちんと管理されているせいか、いつもきれいな花を咲かせている。
その中で、一番人気がない場所は裏庭の花壇だが、たまに不良君達が発生するため、僕は二番目に人気のない物置小屋隅にある花壇に来ていた。
あ!ミミズさん♪うっふふふ、この花壇は肥沃な土壌なんだねー。
僕もミミズさんに生まれ変わって、生徒に喜ばれる………と、この場合は人々に喜ばれる存在になりたいなー。
それにしても、今日の授業(2年1組数学の授業)の怒号は効いた………。
『オイ、折原…いくら温厚なオレでも、そろそろマジ切れするぞ!』
『えっ!!い、一乗寺君、もしかして、また僕何か間違えた?』
『早く、訂正しろ!!』
そのまま、黒板の前で悩むこと10分………痺れを切らした一乗寺君のイライラが最高潮に達したその時、結城君と葉山君の助け手が入り事なきを得る。
が、その後の一乗寺君の眼光の鋭さにビビる僕は、授業にならず………。
ここ最近あまりよく眠れない…。
これが、一乗寺君に怒られる原因だと思う。←睡眠不足で、授業に集中できない。
あの事件(※拍手文『男前』組分け参照)中、僕は人生の全ての運を使い果たし、鬼畜組(土嶺先輩&那須屋先生)から逃げ切って見せた。
詳しく説明すると………ダメだあの出来事は、18禁言語がピーピー入るので、省くことにしよう!
そのせいか、毎日のように土嶺先輩は僕のお尻を狙い、ソフトタッチしてくる。
もちろん、上記↑の行為は、僕の意思を無視しているのを強く主張します!!
僕も逃げてはいるけど…あの、土嶺先輩から本気で逃げるとなると、それこそ、軍隊並の身体能力と東大生並の学力がないと無理だと断言できる。
それでもね、土嶺先輩だけなら、こんな僕でもそれだけで済むはずなのだけど…。
保健医の那須屋先生まで絡むと、僕の…僕の貞操がぁ〜〜〜!!
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