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男前なんかじゃない!!2
006.風紀委員の皆さん。

 意気地のないぼくは、いまだに学園の生徒達に本性をバラしていません。

 それでも、風紀委員の皆様には、真弓先輩が生徒会に係るせいでバレてしまって………でも、今では仲良くしてもらっています!

 バレた当初は、ぼくはかなりテンパっちゃっていて、風紀委員に殴り込みのように訪れ、「この性格のこと内緒にして下さい!!」って、言葉とともにカップケーキ手土産(←宗次郎手作り)で行ったら、強面の風紀委員からはなぜか頭を撫でられ、今では可愛がられている。

 何でも、昨年度風紀委員は轟先輩の言葉に踊らされ、ぼくをかなり敵視して(真弓先輩以外の風紀委員)いたらしく、その詫びも兼ねてぼくの性格は黙秘してくれることになった。

 ちなみに、風紀委員の皆様は、本当は甘いものが苦手だったらしいのだが、ぼくのカップケーキを飲みこむように食べてくれた。

 強面の風紀委員達の中に1人平凡な風紀副委員長の池田良人(いけだ よしと)先輩は、ニッコリ笑って「これは風紀の謝罪も意味も含まれている。死ぬ気で食べろ!!」て、言って………なぜかそれを聞いたぼくもガタブル震えたのを覚えている。

 その時、強面の風紀委員達が、良人先輩のことを「はっひぃ〜(←訳…はい)、副総長!!」って、言っていたけど、『副総長』って、『副委員長』と、言い間違えたのかな?



 生徒会室では、皆、休憩もそろそろ終わりにし仕事に戻ろうと席を立ち始めるが、しかし、ここでスイちゃんが生徒会室に戻ってきた。

「只今、戻りました…」

 どうしたんだろう?スイちゃんにしては、珍しくいつもの笑みが消え、沈んだ声を出している。

 その様子にぼく達が、スイちゃんにソファーに座るように促し、何があったか尋問開始!



「どうやら、私はとても難解で解読不能な問題に直面している気がします…」

 スイちゃんの言葉に、皆???状態。スイちゃんは何を言いたのだろう?

 そして、スイちゃんがポツリポツリ語った話は、さすがのぼく達にも解けない問題だと納得せざるおえない状況となる。


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あきゅろす。
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