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仁王連載
仁王君と1日目の夜@
お夕飯(すき焼き)を食べてから、二人でソファで寛いでいた。


「そろそろお風呂入る?」

「そうじゃのぉ」

よし、じゃあお湯入れてこようかなっ。

「あのね!お風呂は昨日掃除したんだよぉ。だからピカピカなんだよぉ」

そうだ。今日はあんな失態を見せてしまったけど、昨日の私の頑張りを見てほしい。
昨日はすごく頑張ったんだから!

「ほぅ、それは楽しみじゃな」
「でしょー!」

それだけ言っておきたかったんだ。
満足した私はお風呂場へと向かった。


それからまた二人でゴロゴロして、お湯が溜まった頃を見計らって、お湯を止めにいった。

そしてお湯の中に、クリスマスプレゼントで友達に貰った可愛い入浴剤をいれた。

いつもは勿体なくて使えないけど、今日は特別だもんね。ありがとう!さっちゃん!←友達の名前


「まさはる、先入る?」

「名前からでいいぜよ」

「だめだよっ、まさはるはお客さんなんだから」

「じゃあ…一緒に入るかの?」

雅治が私の肩をいきなり抱き寄せて、耳元で囁いてきた。

「は、入らないよぉ!」

「つまらんのう。名前は俺が嫌いなん?」

「うっ…そん、そんなこと言っても、だめなんだからね!」

先入る!と私は雅治を振り払い、着替えなどを高速で用意して、お風呂場に駆け込んだ。

恥ずかしすぎてあの場からすぐに逃げたかったからだ。

一緒にお風呂なんて、ぜ、絶対むりっ!

だって、お風呂って明るいんだよ!電気付いてるんだよ!

それに、ほんとに狭いんだから…

雅治とお風呂に入る想像をしながら、のぼせそうな気分になる私だった。


あぁ…それにしても、ものすごくいい匂いです、さっちゃん。


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あきゅろす。
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