長編 5 俺はあの後取り敢えず家に帰った。 明日はミルクやら買って持って行こうかな。 もう寝よう。 いつもとちょっとだけ違う俺の一日が終わった。 ー翌日の放課後 今日もいじめはあったけどそれよりも猫、猫。 猫が気になる。 ペットショップにより缶とミルクを買う。 早くアイツに会いたいな。 「みゃーっ!」 「ただいま!ほら、ミルク買って来たぞ」 さっき買ってきた袋の中からミルクを取り出し皿に注ぐ。 すると猫は暫く匂いを嗅いで居たが安心したのかちろちろと舐め出した。 「うまいか?」 ふわふわな背中を撫でてやる。 「みゃっ」 「ふふふっ、可愛いな」 そろそろ日もくれて来たし帰ろうかな。 「また来るから待っててね?」 久々に笑えた気がする。 [*前へ][次へ#] |