長編
2
「はぁっ…はぁっ」
これからどうするか?
そんな事まだ決めていない。
「おい、獄寺どこ行くんだ?そっちは人間が沢山いるから危ないぜ?」
「邪魔だ!!十代目が逃げちまったんだよ!」
「それは大変なのな!」
後ろで獄寺君と山本の声がしたけどその声もどんどん遠ざかって行く。
森を抜けるとそこには広い草原が広がっていた。
森を抜けても木はそこらにぽつぽつと生えており、緑の草や色取り取りな花もそこそこ生えている。
「んー、甘い香り!」
花の蜜の香りが漂って来た。
それを名一杯吸い込んでから吐き出す。
ちょっと先には人間の住処が所々に建っている。
今日は良い天気だ。
さっき全力疾走してきたので凄く疲れていた事もあり、近くの石に背を預け、眠り込んでしまった。
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