小説
エドロク学園パロ あとがきと ☆おまけ☆
あとがき
エドロク学園物パロが読みたくて書きました。
最初はギャグでラブコメだったはずなのが、どうしてこうなった!?
後半なんか、シリアス。
トーンが変わって、あんま納得いかないから、書きなおすかもしれません。
これ最初はロックが女の子のつもりで書いたんですけれど、
カイエン先生登場のあたりから、意識して男の子として書きはじめました。
女の子ロックだとラブコメに、男の子ロックだとシリアスになるみたいです。
両方書いてみたい気もする。女の子ロックとか、需要あるんだろうか。
エドガーとロックの制服の描写がないのは、学ランかブレザーか決まらなかったからです。
アンケート設置してみたのでよろしくお願いします。
では、
☆おまけ☆
ぬけるような青空が広がっていた。
紫煙をくゆらせ、セッツァーは屋上の柵越しに街の景色を見下ろしている。
「あんたもやるか?」
振りかえると、エドガーが頷いて、セッツァーの横に立った。
セッツァーの差し出す箱から、手慣れた様子で一本煙草を取り出すと、
これまた手際良く差し出されたライターの火を使う。
ふう、と息をついたエドガーに、セッツァーがニヤリと口角をあげた。
「お〜おー、学年一の生徒会長様が校内で喫煙たぁ、たまげるねぇ」
何度繰り返されたか分からないやり取りに、エドガーも苦笑する。
「8組のオルトロスってぇタコ野郎が、停学処分になったらしいぜ?」
「ほう……?」
「……しらばっくれっちまってよぉ、あんたも悪だねぇ」
「……何が言いたい?」
「あんたが手をまわしたんだろ?」
「知らんな」
「ロックの隠し撮り写真、高値で取引されてたらしーじゃん。
特に体育祭の高跳びのあの写真? なんかヘソまでバッチリ撮れて凄かったんだってな?」
エドガーは答えない。
「タコ野郎も金に困ってたから、男のヌード写真でも需要さえありゃ、なんでもよかったんだな。
……目をらんらんとさせてカメラ構えてロックを追い回してたよな?」
エドガーは何も言わず、煙を吐いた。
校内一の不良と、校内一の秀才が実は親しい。
それを知っているのはごく一部の限られた人間ばかりだった。
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